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WOOPC01 | ATFの現状報告(ILC最終収束系試験ビームラインの稼働) | 42 |
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KEKにおけるATF(先端加速器試験装置)では、国際リニアコライダー(ILC)計画など将来の加速器で必要とされるビーム計測技術およびビーム制御技術の開発を行っている。昨年はILCビーム最終収束系の試験ラインの建設を行い、本年2月より本格的な調整運転を始めるに至った。2010年度をめどに仮想衝突点において垂直方向37nmの極小ビームを実現することを目指す。これらビームラインの建設と運転は海外の研究機関と共同で行われており、本本学会ではこれらの概要と共にATFの研究活動の進展を報告する。 |
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WPBDA31 | マルチバンチ用ビーム振動モニタの開発 | 88 |
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蓄積リングに於いてチューン測定に用いられる信号処理系は通常usの信号処理時間を必要とするため、シングルバンチ運転では問題がないがバンチ間隔がnsのマルチバンチビームの振動を測定しようとした時、その振動を正しく測定することは難しい。 マルチバンチビームの振動測定に高速アナログゲートを用いることで、マルチバンチのビーム信号から目的のバンチの信号だけにゲートをかけてシングルバンチと同じ信号にし、それ以降はチューン測定に用いられる信号処理系で測定出来る様にした。このシステムによりマルチバンチビームの任意のバンチの振動の振る舞いを測定することが可能となった。 マルチバンチビームの振動測定例として、KEK-ATF DRで2.8nsのバンチ間隔を持つマルチバンチビームの個々の振動測定を行った。その結果について報告する。 |
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WPBDA36 | 早稲田大学Cs-TeフォトカソードRF電子銃を用いたマルチバンチ電子ビーム生成システムの開発 | 198 |
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早稲田大学ではフォトカソードRF電子銃を用いた高品質電子ビームの生成とその応用研究としてパルスラジオリシス実験および逆コンプトン散乱を用いた軟X 線生成実験を行っている。2007年度にこれまで使用されていたCu カソードに代えて高量子効率を持つCs-Te カソードの導入を行い、シングルバンチ運転における高電荷量ビームの長時間安定生成を達成している。現在、マルチバンチ電子ビームの生成にむけ、カソード照射用マルチパルスUVレーザー生成システムの構築を行うとともにバンチ毎のビームパラメータ測定が可能なマルチバンチ電子ビーム診断システムの設計・構築を行っている。また、バンチトレイン内のエネルギー差に関しては、RF振幅変調法によって補正することを予定している。本講演ではCs-TeフォトカソードRF電子銃を用いたマルチバンチ電子ビーム生成システム開発の成果と今後の展望について報告する。 |
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WPLSA18 | レーザー蓄積装置を用いたレーザーコンプトン散乱X線生成試験及び今後の展望 | 201 |
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KEK先端加速器試験施設内に設置されている小型電子加速器では大強度マルチバンチの電子ビーム加速及びこれを用いたレーザーコンプトン散乱X線生成試験を行っている。 これまでにレーザー蓄積装置内に蓄積した1064nmのレーザーパルスと40MeV程度の電子ビームとの相互作用によりX線生成を確認し、生成X線強度・X線エネルギー・X線の時間構造など様々な計測を行い、ほぼ予想値と一致する結果が得られている。 今後、加速器・レーザー蓄積装置の両方をアップグレードすることによって実用に堪えうる強度のX線源の実現を目指すとともに、5MeVの電子ビームを用いることによって軟X線領域のエネルギーのX線生成も計画している。 本講演ではこれまでのX線生成試験の結果、今後の展望としてレーザー蓄積装置のアップグレード計画及びX線源計画について報告する。 |
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WPBDA33 | 新竹モニタによるビームサイズ測定:多層構造γ線検出器を用 いたバックグラウンド分離 | 262 |
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国際リニアコライダーの最終収束系試験加速器であるAccelerator Test Facility2(ATF2)は電子ビームを垂直方向37nmまで収束するよう設計されており、nmオーダーまで測定感度をもつビームサイズモニターの開発が必要とされている。レーザー干渉稿を用いたビームサイズモニター(新竹モニター)はこの要求を満たすものであり、2008年夏にATF2の仮想衝突点にインストールされた。新竹モニターに使用されるコンプトンγ線検出器は多層構造のシンチレーターで構成され、シャワー発展の情報を取得できる。シャワー発展はコンプトンシグナルとバックグラウンドで異なるため、ここから両者を分離できる。この手法により当検出器はバックグラウンドのばらつきに強いという特性を獲得している。本学会ではこの分離の手法の詳細と、2009年春のビームタイムで検証された当測定器の分離能について報告する。 |
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WPBDA34 | 新竹モニタによるATF2 衝突点ビームサイズ測定の現状 | 265 |
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発表者が所属する東京大学大学院理学系研究科駒宮研究室では、新竹モニターと呼ばれる電子ビームサイズモニターの開発研究をおこなっている。新竹モニターの特徴は、レーザーの干渉縞を使ってナノメートルオーダーのビームサイズまで測定可能なことであり、ILC計画の最終収束系試験加速器であるATF2に設置され、ATF2 の垂直方向ビームサイズ37nm を測定する予定である。現状としては2008 年夏にATF2 の仮想衝突点にインストールされ、2009年春のビームテストでは干渉縞を作るレーザーの片方を用いて水平方向の電子ビームサイズを測定することに成功した。また、レーザーと電子ビームを衝突させるための方法を確立し、多層構造γ線検出器によるシグナルのバックグラウンドからの分離能を検証した。本学会では、新竹モニターの概要とビームテストで得られた成果、2009年秋からのビームテストの予定を報告する。 |
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WPBDA22 | KEK-ATF ダンピングリングにおける Laser-Wire システムによる Beam Size 及び Emittance 測定とその改良 | 281 |
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夏季運転停止前までの運転において、エミッタンスチューニングとレーザーワイヤー による測定を繰り返し行った結果として、安定して10pm 以下のエミッタンスが達成 されている事を確認した。しかしシステムの抱える課題として、分解能の向上と計測 時間の短縮化が挙げられる。分解能向上に関しては、以前から提唱されており且つ 測定実績のある干渉モードでの測定への移行を予定している。干渉モード測定では 基本モードでの測定に比して、共振器内部に蓄積されるレーザー強度が6割程度以下 に減少するため、それに伴う信号量の低下を引き起こす。この問題と計測時間の短縮化 を同時に克服する手段として、現在ファイバーアンプシステムを使った改良を計画中である。 今回はこの改良作業に関しての報告を行う。 |
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WPBDA32 | Micron Size Laser-Wire System at the ATF Extraction Line, Recent Results and ATF-II Upgrade. | 259 |
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The KEK Accelerator Test Facility (ATF) extraction line laser-wire system has been upgraded, enabling the measurement of micron scale transverse size electron beams. The most recent measurements using the upgraded system are presented, including the major hardware upgrades to the laser transport, the laser beam diagnostics line, and the mechanical control systems. |
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WPCEA08 | KEK-ATFにおける最終収束系試験用電磁石のアライメント | 353 |
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KEKの先端加速器試験装置(ATF)では、ATF2ビームラインの建設を終えて昨年秋から運転を開始した。そこでは国際リニアコライダ(ILC)計画などの将来の加速器で必要とされるビーム計測技術およびビーム制御技術の開発を国内外の研究機関と共同で進められている。最終収束系試験用電磁石(Final Doublet / FD)システムは、SLAC(米国)、LAPP(フランス)、KEKの共同開発で行われた。その電磁石はSLAC製で他の電磁石とアライメント基準座が大きく異なるため、レーザートラッカとポータブルCMMを組み合わせた手法でアライメントを行ったので、その方法と結果を報告する。 |
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TPCOA16 | ATF放射線安全インターロックシステム | 499 |
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先端加速器試験施設(ATF)ではATF2ビームラインを建設し運転を開始した。ここでの放射線安全インターロックシステムの拡張ついて報告する。 既存のインターロックシステムは、約10年前に作成されたROM基盤で構成され拡張・改造することは困難である。また入退室に使用している磁気カードデータの更新にはシステムを停止しROM交換を行う不便さがあった。 そこで、現場に設置されているスイッチを再利用してCC-Link規格のユニットをハードワイヤーで接続することでPLCを中心としたインターロックシステムを再構築した。磁気カードデータは、インターロックシステムに干渉することなく更新することができる構成となっている。 |
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TPCOA15 | ATFにおけるデジタルCCDカメラを用いた画像解析ソフトウェア | 502 |
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ATFで使用しているXSRモニター、SRモニター、ストリークカメラ等のソフトについて報告する。 XSRモニターは電子ビームからのX線を用いて二次元のビームプロファイルを測定する装置で、 Linux計算機でCCDカメラとMoverの制御を行い画像の取得と解析を行っている。 CCDカメラは浜松ホトニクス社製のカメラでIEEE1394インタフェースを介して制御をしている。 MoverはX線の光軸を調整するの使用しており、ツジ電子製のコントローラーをRS232で制御し ている。 インターフェイス部分はGTK2で作成している。カメラとMoverの制御、画像とビームプロファイルの 表示を行う。 |
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TPCOA14 | CC/NETおよびPLCを用いたATF2ビームラインのEPICSによる制御 | 505 |
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先端加速器試験装置(ATF)ではATF2ビームラインを建設し、運転を開始した。 ここで使用されているストリップライン型のBPMのデータ取得ソフトおよび電磁石電源の制御システムについて報告する。 まずストリップライン型のBPMのデータ取得ソフトについてはネットワーク型CAMACコントローラー(CC/NET)3台とサーバーとなるLinuxマシン1台で構成されたシステムで、各ハード間におけるデータ通信にEPICSを使用してデータの更新を行っている。 また電磁石電源の制御システムにおいてはLinux対応CPUモジュールを中心に構成されたPLCで、CPUモジュール内に組み込んだEPICSによって電磁石電源を制御するものである。 |
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TPOPA30 | KEK小型電子加速器(LUCX)の将来計画 | 589 |
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我々はパルスレーザー共振器を用いた逆コンプトン散乱によるX線源の開発研究を高エネルギー加速器研究機構(KEK)にある小型電子加速器(LUCX)で行っている。X線はパルスレーザー共振器内に蓄積された赤外(1064nm)のレーザーパルスとマルチバンチ電子ビームとのコンプトン散乱により生成する。 今後、Gun用のKlystronを新たに追加し、Gun単独運転の5MeV運転と加速管も用いた50MeV運転の2つモードで運転できるようにし、その両方でX線生成を行うことを計画している。さらにRFgunを新しいタイプのものに交換する。まずはGun単独運転で5MeV, 1000 bunches/pulse, 0.5nC/bunchの運転を開始することを目指している。 本講演ではこの加速器のアップグレード計画について報告する。 |
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TPOPA29 | 早稲田大学RF電子銃加速器システムの現状と今後の展望 | 592 |
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早稲田大学ではRF電子銃をベースとした小型加速器システムを喜久井町キャンパス内に設置し、電子ビームの高品質化研究及びそれを用いた応用研究を行っている。 電子ビームの高品質化研究としては、RF電子銃の改良及びCs-Teカソードの採用によりマルチバンチ生成による電子ビームの大電流化・シングルバンチ運転におけるバンチの高輝度化が可能となり、現在開発を進行中である。 一方応用研究として行っている放射線反応解析ツールとしてのパルスラジオリシス実験や逆コンプトン散乱による軟X線生成実験においても上記RF電子銃の入れ替えによる一定の効果が得られており、更なるビームの高強度化によってより幅の広い応用研究が見込まれている。 本講演では、早稲田大学RF電子銃加速器の現状と今後の展望について報告する。 |
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FPACA32 | S-BAND COMPACT X-RAY SOURCE WITH Pi/2 MODE ELECTRON LINAC | 1017 |
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We propose to make a Laser Undulator Compact X-ray source using SAMEER type side coupled S-band linac and KEK type technology. Details of ATF type RF gun, SAMEER type linac and ATF type Laser cavity chamber are described in the paper. The side coupled structure and pi/2 mode will make the system more compact and will make high repetition rate operation possible there by increasing the X-ray yield. |
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FOCEB01 | CONSTRUCTION OF THE MAGNET SYSTEM FOR THE ATF2 BEAM LINE | 1155 |
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New beam line, ATF2, has been constructed being connected to the ATF Ring at KEK. This beam line extracts 1.3 GeV electron beams from the ATF Ring in order to test the ILC final focusing beam optics and various equipment and instruments for the final focusing area at ILC. Production, installation and alignment for the magnet system in the new ATF2 beam line are reported. |
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TOLSB03 | KEK-ATFにおけるILC偏極陽電子源の為の光蓄積共振器を用いた高輝度ガンマ線生成実験I | 727 |
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ILCの為のレーザーコンプトンによる偏極陽電子源開発の一環として, レーザーと低エミッタンス電子ビームの散乱による高輝度ガンマ線を生成実験を行っている. KEK-ATFの電子蓄積リングにインストールされた増大率250倍の光蓄積共振器に, 近赤外モードロックレーザーを蓄積・増幅しガンマ線の生成の向上を目指している. 現在までに光蓄積共振器の共鳴維持及び, レーザーパルスと電子ビームバンチのタイミング同期が可能となり, 約1E8/secのガンマ線生成に成功している. 本講演では実験セットアップ・光共振器の共鳴維持について報告する. 実験結果については, 「KEK-ATFにおけるILC偏極陽電子源の為の光蓄積共振器を用いた高輝度ガンマ線生成実験II」で報告する. |
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TOLSB04 | KEK-ATFにおけるILC偏極陽電子源の為の光蓄積共振器を用いた高輝度ガンマ線生成実験II | 730 |
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ILCの為のレーザーコンプトンによる偏極陽電子源開発の一環として、レーザーと低エミッタンス電子ビームの散乱による高輝度ガンマ線の生成実験を行っている。KEK-ATFの電子蓄積リングにインストールされた増大率250倍の光蓄積共振器に、近赤外モードロックレーザーを蓄積・増幅しガンマ線の生成の向上を目指している。現在までに光蓄積共振器の共鳴維持及び、レーザーパルスと電子ビームバンチのタイミング同期が可能となり、約1E8/secのガンマ線生成に成功している。本講演では実験データの解析結果について報告する。 |