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WPBDA15 | SPring-8蓄積リング加速器診断ビームラインの現状 | 91 |
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SPring-8蓄積リングで稼働中の2本の加速器診断用放射光ビームラインの現状について総合報告を行う。加速器診断Ⅰは偏向電磁石を光源とし、X線を用いたビームサイズ測定、可視光を用いたバンチ長やバンチ純度の測定を行っている。加速器診断Ⅱは、電子ビームからの退避機構を持ち現場で磁石列が交換可能な挿入光源を設置している。現在の磁石列は、最大K値5.8のマルチポールウィグラー型である。これを用いて、放射光のスペクトル、空間分布から電子ビームのエネルギー広がり等診断を行う研究と、短パルスX線放射光の計測に不可欠なX線ストリークカメラの性能評価等を進めている。この光源を用いたフォトンアブソーバ等の蓄積リング高熱負荷機器の開発研究も計画している。加速器診断Ⅰで予備実験に成功した遠赤外レーザー光子の逆コンプトン散乱による10MeVγ線発生は、加速器診断Ⅱでより大強度のγ線発生システム整備を進めている。 |
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FOBTA04 | CSR effect at XFEL-to-Storage Ring Beam Transport Line, SPring-8 | 805 |
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A 300-m long new beam trasport line will be built from the XFEL C-band linac to the existing 8 GeV storage ring at SPring-8. Current status of the transport line work will briefly be presented. Since Coherent Synchrotron Radiation (CSR) could degrade a beam quality in such a transport line with multiple bends, tracking simulation result on the effect will be especially discussed. |
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FRVAA08 | SPring-8 蓄積リング ゲートバルブ発熱調査 | 1008 |
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SPring-8 蓄積リングでは、放射光ユーザーの希望により、種々の電子ビームのバンチフィリングで運転している。バンチフィリングに対する制限は、当初はビーム不安定 の発生であったが、bunch-by-bunch feedback システムの導入により改善され、現在 は、主にゲートバルブの発熱が原因となっている。ゲートバルブに設けているRF シールドがベリリウム銅製であるため、クリープによる劣化を考慮し温度制限を100℃ としている。この温度を超えるようなバンチフィリングは実施していない。しかし、今後、ユーザーからのバンチ電流の増大要求、あるいは、将来期待 される短パルス電 子ビーム運転などに対応できるように、RFシールドの改良を見据えてゲートバルブの発熱について調査を行った。 |