FOBTA  —  ビーム理論A   (07-Aug-2009   09:00—10:00)

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FOBTA01 理研大強度ビーム用新入射器システム(RILAC2)における低エネルギービーム輸送系の設計 801
 
  • Y. Sato, M. Fujimaki, N. Fukunishi, A. Goto, Y. Higurashi, E. Ikezawa, O. Kamigaito, M. Kase, T. Nakagawa, J. Ohnishi, H. Okuno, H. Watanabe, Y. Watanabe, S. Yokouchi
    理化学研究所 仁科加速器研究センター
 
 

理研RIBF計画での大強度Uビーム用新入射器システム(RILAC2)における低エネルギービーム輸送系(LEBT)の仕様とそれを満たす設計結果を示す。その際用いた、軸周り回転無しに収束力を調節できる、同磁場逆向きに配置したペアソレノイドによる技法について述べる。本設計に基づき2009年度末までにRILAC2を完成させ、2010年度運用を予定。

 
FOBTA04 CSR effect at XFEL-to-Storage Ring Beam Transport Line, SPring-8 805
 
  • T. Watanabe, M. Oishi, H. Ohkuma, Y. Okayasu, S. Sasaki, M. Shoji, K. Soutome, M. Takao, T. Nakamura, K. Fukami, T. Fujita, C. Mitsuda, H. Yonehara
    高輝度光科学研究センター
  • N. Kumagai
    理化学研究所 XFEL計画推進本部
 
 

A 300-m long new beam trasport line will be built from the XFEL C-band linac to the existing 8 GeV storage ring at SPring-8. Current status of the transport line work will briefly be presented. Since Coherent Synchrotron Radiation (CSR) could degrade a beam quality in such a transport line with multiple bends, tracking simulation result on the effect will be especially discussed.

 
FOBTA05 SPring-8シンクロトロンの低エミッタンス化の検討 808
 
  • K. Tsumaki
    高輝度光科学研究センター
 
 

SPring-8では、将来計画として蓄積リングを低エミッタンス化することが検討されている。入射器としてXFELのライナックが候補に上がっているが、専用の入射器が望ましいと考え、私案ではあるが現在のシンクロトロンを低エミッタンス化することを検討した。その結果、偏向電磁石を2分割して数を2倍にすれば17nm、3分割すれば5nmまでエミッタンスを小さくできることがわかった。この場合電磁石をすべて作りかえなければならないため、現在のシンクロトロン、蓄積リングの電磁石を再活用する条件で2ケース検討した。第1は偏向電磁石を2分割しFODOセルの長さを現在の1/2とした場合で、エミッタンスは25nm、第2はセルの長さがケース1より長く偏向電磁石数が少ない場合で、エミッタンスは30nmとなった。2ケースともFODOセル以外の長直線部の位相の進みを360度にとり、ダイナミックアパーチャの拡大化を計った。

 
FOBTA02 RIビームファクトリー加速器系における空間電荷効果 812
 
  • H. Okuno
    理化学研究所
 
 

RIビームファクトリー加速器は、ウランイオンを核子あたり345 MeVまで加速し、目標のビーム強度は1pμAである。この目標を達成するために、28GHzイオン源と新入射機のリニアックが製作または試験中である。本公演では、特に低エネルギー領域でのビーム輸送系及びRFQおける空間電化効果をシミュレーション結果とともに記述する。また、サイクロトロン内で見られる縦方向の空間電荷力によるE-phiスペースにおけるビームの回転についても議論する。