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Yoshida, T.

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TPOPA05 原子力機構 AVF サイクロトロンの現状 687
 
  • I. Ishibori, T. Nara, S. Kurashima, K. Yoshida, T. Yuyama, T. Ishizaka, S. Okumura, N. Miyawaki, H. Kashiwagi, Y. Yuri, W. Yokota
    日本原子力研究開発機構 高崎量子応用研究所
  • T. Yoshida, K. Akaiwa, S. Ishiro, T. Yoshida, S. Kano, A. Ihara, K. Takano, S. Mochizuki, H. Saitoh
    ビームオペレーション(株)
 
 

原子力研究開発機構のAVFサイクロトロンは、材料・バイオ研究利用分野にH+からAu31+までの様々なイオンビームを提供している。技術開発においては、イオン種の頻繁な変更に対処するサイクロトロン磁場迅速切換のための広帯域NMRによる磁場計測システムの開発、エネルギー幅を狭めるなどのビームの高品位化を図るためのビーム位相計測技術やアクセプタンスモニターの開発を中心に進めている。一方、保守においては、頻繁な開閉に対応した共振器ショート板のコンタクトフィンガーとその駆動用ベローズの全数交換、劣化の進んだ電磁石電源のコンデンサーの交換、クライオポンプの定期的な点検などを計画的に行い、昨年度は予定されたビーム利用実験の100%実施を達成した。本発表では上記及び他の技術開発、保守、サイクロトロンの運転状況の概要を報告する。

 
FPACA65 高圧純水洗浄による超伝導ブースターの性能回復 1120
 
  • H. Kabumoto, S. Takeuchi, N. Ishizaki
    日本原子力研究開発機構
  • T. Yoshida, T. Ishiguro, K. Yamaguchi
    ATOX
 
 

原子力機構 東海タンデム加速器の後段には重イオンのエネルギーを増強するための超伝導ブースターが設置されており、1994年の運転開始以来、毎年40日程度のマシンタイムを提供している。建設当初は1空洞あたりに4WのRF電力を入力した時の加速電界が5.0MV/m前後であったが、現在では4.0MV/m付近まで低下してきている。超伝導加速空洞では表面のクリーンさが非常に重要であり、内部のニオブ表面へ金属粉やゴミ等が蓄積すると、高電界を発生させた時にトンネル効果で電子の電界放出現象(フィールドエミッション)が起こる。電子は高周波電場により加速されてニオブ表面に衝突し、発熱や2次電子放出を引き起こすため加速電界が著しく制限される。我々は高圧純水洗浄の技術を用いて性能の回復を試みることにした。洗浄装置を製作して試験を行ったところ良好な結果が得られており、オンラインの空洞に対しても適用する予定である。