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Ueda, T.

Paper Title Page
WPBDA11 Current Transformerの極短バンチ応答試験 310
 
  • T. Watanabe, S. Sasaki, T. Fujita, H. Yonehara, H. Ohkuma
    高輝度光科学研究センター
  • A. Sakumi, T. Ueda, K. Miyoshi, K. Kambe, M. Uesaka
    東京大学大学院工学系研究科
 
 

非破壊電流値測定器として広く用いられているCurrent Transformer(CT)は、原理的にはバンチ長に依存しないことが予想されるが、フェムト秒オーダーの電子バンチを発生させるプラズマ加速などの分野において、その信頼性を証明するための実証試験が行われ、是非の議論が行われている。我々JASRI/SPring-8においても、将来発生・利用が予想されるフェムト秒電子バンチに対するCTの応答を実験的に調べ、Evidenceを得たいと考えている。そこで、フェムト秒からピコ秒領域の電子バンチ発生および測定が可能な東京大学ライナック(東海村)を利用し、その実証実験を行った。 本発表ではその結果を示し、極短電子バンチに対するCTの有用性・信頼性について議論する。

 
WOOPF04 東大原子力ライナック・レーザー施設現状報告2009 57
 
  • M. Uesaka, K. Koyama, A. Sakumi, T. Ueda, A. Yamazaki, E. Hashimoto, A. Maekawa, T. Yamamoto, T. Natsui, K. Lee, K. Miyoshi, K. Kambe, A. Mori, S. Hirai, Y. Muroya, Y. Katsumura
    東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
  • F. Sakamoto
    秋田高専電気情報工学科
  • T. Hosokai
    大阪大学大学院光科学センター
  • A. Zhidkov
    電力中央研究所
  • N. Nakamura, M. Yamamoto, J. Kusano, A. Itoh
    株式会社アキュセラ
  • E. Tanabe
    東京大学大学院工学系研究科原子力専攻, 株式会社アキュセラ
 
 

東大原子力専攻ではSバンドツインライナック,Xバンドライナック2台,レーザープラズマライナックを全国共同利用に供し,今年度は14件のテーマが実施されている.SバンドツインライナックのフォトカソードRFガンでは、カートリッジ式カソード交換システムを用いて266nmの波長でRFガンにインストールした際1%の量子効率が得られた.コンプトン散乱単色X線源では,電子銃RF遮断及びタングステン製スプリング破損問題を解決するため,カソード部分にRFを遮断するチョーク構造を採用した新規電子銃を設計し,2MeV,40mAを記録した.950keVXバンドでは準2色X線による物質識別試験を行っている.また,原子力状態監視保全応用を狙ったポンプベアリングの同期透視静止画像取得試験を行っている.レーザー加速ではレーザー集光点付近のプレプラズマ形状の制御結果高指向,大電荷量の電子ビームを発生させることに成功した.

 
FPPSA14 東京大学におけるNa2KSb光陰極高周波電子銃の可視光駆動試験 891
 
  • K. Miyoshi, K. Kambe, M. Uesaka
    東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻
  • T. Ueda
    東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
  • A. Sakumi
    亀田メディカルセンター
 
 

東京大学18MeVライナックでは光陰極高周波電子銃の研究開発を行っている。光陰極として可視光レーザーで駆動できる程度の仕事関数をもつNa2KSbを用いていることに大きな特徴があり、パルスあたり数nCという大電荷量を長時間供給できるような高輝度電子源として期待されている。本発表では、Na2KSb光陰極の紫外光及び可視光レーザーによるビーム発生試験結果を報告する。また、東京大学ライナック研究施設では、電子ビーム応用実験に向けて大電荷・短パルスのビーム発生試験も行っている。シケイン型磁気パルス圧縮器を用いた数100pC~数pCの電子バンチのパルス圧縮実験では、電荷量500pC,1.5nCのそれぞれについて、ストリークカメラによるパルス幅計測値として600fs,1.3psを達成した。それらの結果を合わせて報告する。

 
FPACA31 S-band linacの電磁熱設計 1014
 
  • K. Kambe, K. Miyoshi, A. Sakumi, T. Ueda, M. Uesaka
    東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻
 
 

東京大学Sバンドライナックでは高い量子効率を持つ、400nmの可視光駆動のマルチアルカリカソードの導入を進めている。しかし、反射波形の乱れ、加速管外での電子エネルギーが理論値22MVよりも低い20MVで観測された、という問題が生じている。原因は端板、及びRFGUNが熱膨張し、共振周波数にズレが生じ、RFGUN内で規定の半分の電場強度が生じていると予測した。 RFGUN内の高周波の電磁熱をSuperfishで求め、有限要素法ソフトANSYSによってRFGUNの温度分布、熱膨張を計算する。その計算を基に共振周波数のずれを求め、RFGUN内の電場強度を求める。それと共に、高周波印加後のRFGUNのQ値から、導波管との結合係数βを求め、反射波を再現、観測の反射波と比較することで、現状の問題が熱によるものかを考察する。また、現在設計中である、新しい端板との計算結果を比較することで、妥当性を考察する。