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TOAPA02 | 医用電子クライオリニアックを基盤とするコンパクトERLの開発 | 752 |
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日本大学電子線利用研究施設では100MeV級の電子リニアックを活用し、パラメトリックX線放射(PXR)の実用化を進めた結果、PXRはコヒーレントX線源であることを実証した。現在、コンパクトPXRによるがん治療・診断システムの開発研究を進めている。そのための極低温に冷却した電子リニアックによる100MeV級電子リニアックのテーブルトップ化の開発研究を進めた結果、電子クライオリニアックはエネルギー回復機能を発揮させられることを明らかになり、コンパクトPXRによるがん治療・診断装置の実現性と実用化の可能性は一段と強まっている。このシンポジウムでは開発研究成果について発表する。 |
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WPLSA11 | 東北大学におけるコヒーレントTHz放射生成のための光源加速器の開発 | 335 |
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現在、東北大学 核理研において、THz領域の高強度コヒーレント放射の生成を目指して、 100 フェムト秒以下の超短パルス電子ビームを実現すべく50 MeV試験加速器の建設準備を進めている。短パルス電子ビームは、アイソクロナスリングにおいて広帯域コヒーレントTHz放射の生成に利用される他、低エネルギーモード(Eb < 20 MeV)ではアンジュレータからの狭帯域コヒーレントTHz放射の生成や更にはプリバンチFELへの利用も計画されている。THz用アンジュレータは周期長100mmのHalbachタイプとし、波長300ミクロン前後の光の生成を目標として設計を進めている。アンジュレータの設計や放射の特性について、報告する予定である。 |