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Takagi, A.

Paper Title Page
TPOPA23 九州大学FFAG加速器施設の整備状況 604
 
  • N. Ikeda, Y. Yonemura, H. Arima, K. Ishibashi, G. Wakabayashi, H. Takase, S. Mochizuki, T. Matsunaga, T. Suetake, N. Daijo, T. Korenaga, T. Hasuo
    九州大学 大学院工学研究院
  • T. Noro, T. Teranishi, T. Wakasa
    九州大学 大学院理学研究院
  • T. Fujinaka
    九州大学 工学部
  • A. Takagi, H. Nakayama, S. Fukumoto, Y. Kimura
    高エネルギー加速器研究機構
  • Y. Mori
    京都大学 原子炉実験所
  • T. Tomimasu
    九州シンクロトロン光研究センター
 
 

九州大学では、高エネルギー加速器研究機構(KEK)より移設した150 MeV FFAG加速器を主加速器とする加速器・ビーム応用科学センターFFAG加速器施設を伊都キャンパスに建設中である。平成20年7月に第1期建屋の引渡しを受け、電源の設置と電気配線・水配管の整備を行った後、同年11月に入射サイクロトロンのビームコミッションニングを行い、KEKでの使用時のパーフォーマンスを再現することを確認した。その後、FFAG加速器電磁石の点検補修等を実施し、現在、アラインメント作業を進めている。ほぼ計画通りの進捗状況であり、本年秋には本格的なビームコミッショニングを開始する予定である。また、加速器整備と平行し、加速器要素開発も進めている。本発表では、この1年の九州大学FFAG加速器施設の整備状況及び加速器要素開発について報告する。

 
FPACA52 高周波加速空胴用金属磁性体コアの熱変形の測定 1080
 
  • T. Shimada, M. Yamamoto, H. Suzuki, F. Tamura, A. Schnase, M. Nomura
    日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター
  • M. Toda, K. Hasegawa, C. Ohmori, K. Hara, M. Yoshii
    高エネルギー加速器研究機構 J-PARCセンター
  • K. Takata, E. Ezura, A. Takagi
    高エネルギー加速器研究機構
  • K. Horino
    日本アドバンストテクノロジー
 
 

J-PARC 3GeV シンクロトロン高周波加速空胴において、長時間の運転後、金属磁性体を使用したコアの一部が座屈する現象が発生した。その過程と原因を調査するために、大気中においてコアを高周波電流によって励磁し、変形の過程を測定した。その結果とコアの製造過程の関係及びコアの耐久性向上についての考察を報告する。

 
FPACA51 Core buckling position measurement for J-PARC RCS cavity 1077
 
  • A. Schnase, C. Ohmori, F. Tamura, E. Ezura, K. Hara, K. Hasegawa, M. Nomura, T. Shimada, H. Suzuki, A. Takagi, M. Toda, M. Yamamoto, M. Yoshii
    J-PARCセンター
  • K. Takata
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

An impedance reduction had been detected in the J-PARC RCS cavity #7 in January 2009. After taking out and opening the cavity tanks, buckling at the inner radius was detected at some of the MA cores. Here we describe the development and application of a magnetic sensor, which can detect the buckling of the cores in the stainless steel water tanks without the need for taking out and opening them.

 
WPBTA01 J-PARC RCS縦方向シミュレーション 247
 
  • M. Yamamoto, M. Nomura, S. Alexander, T. Shimada, H. Suzuki, F. Tamura
    日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター
  • E. Ezura, K. Takata
    高エネルギー加速器研究機構
  • K. Hasegawa, K. Hara, C. Ohmori, A. Takagi, M. Toda, M. Yoshii
    高エネルギー加速器研究機構 J-PARCセンター
  • K. Horino
    日本アドバンストテクノロジー
 
 

J-PARC RCSでは、ビーム供用のための運転を開始した。縦方向ビーム力学については、入射時の空間電荷効果の緩和や取り出し時の各種ユーザー向けのビーム操作などのビームスタディーを行っている。これまで、縦方向ビームの性質については、空間電荷効果やビーム負荷を取り入れたシミュレーションコードを使って計算をしてきており、計算による予測とビームを使った実測の比較を行う。

 
WOACA01 J-PARC リング高周波の現状 362
 
  • M. Yoshii, E. Ezura, K. Hasegawa, M. Nomura, C. Ohmori, A. Schnase, T. Shimada, H. Suzuki, A. Takagi, F. Tamura, M. Toda, M. Yamamoto
    高エネルギー加速器研究機構/日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター
  • K. Tanaka
    高エネルギー加速器研究機構
  • K. Horino
    日本アドバンストテクノロジー
 
 

J-PARCは1MWの陽子ビーム実現を目的に斬新なアイデアと最先端技術を取り入れた特色ある加速器である。imaginary γtラティスは加速域から遷移エネルギーを無くすため50GeVシンクロトロンで初めて導入された。金属磁性体による空胴は従来の2倍以上の加速電場勾配を実現し、RCSでは広帯域化により加速とバンチ操作の2つの機能を1台でこなすなど、高精度デジタル高周波制御と共にシンクロトロンには不可欠な機器となった。平成19年開始したビームコミッショニングは10月にRCS3GeV加速、平成20年12月MR30GeV加速とハドロン施設へ遅い取り出し、平成21年6月ニュートリノへ速い取り出しと次々に成功した。リング高周波はキー・コンポーネントの一つであり、それぞれの節目で唯一無比の性能を示してきた。一方でハード面に耐久性に関わる課題が判明し、さらに性能向上に向けた取り組みが必要になってきた。

 
WOACA04 J-PARCリングRF空洞の更なる高勾配化とビーム増強 372
 
  • C. Ohmori, T. Shimada, A. Schnase, H. Suzuki, A. Takagi, F. Tamura, M. Toda, M. Nomura, K. Hara, K. Hasegawa, M. Yamamoto, M. Yoshii
    高エネルギー加速器研究機構/日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター
 
 

J-PARCシンクロトロンでは金属磁性体空洞を世界で初めて本格的に導入し、従来のフェライト空洞に比べ2倍の加速勾配を実現することにより、加速器を小型化した。この金属磁性体の特製を向上させることにより、この加速勾配を更に倍加できる可能性について報告する。この新しい磁性体をμSR(ミュオンスピン共鳴法)を用いて高特製化の機構についての研究を行った。磁性体のナノメーターサイズの結晶の磁化容易軸の向きが特製向上のカギとなっている。この磁性体を用いた高勾配加速空洞の設計について報告する。また、これによるJ-PARC加速器のビーム品質の向上とビーム強度増強についても報告する。