A   B   C   D   E   F   G   H   I   J   K   L   M   N   O   P   R   S   T   U   V   W   X   Y   Z  

Sano, Y.

Paper Title Page
WPAPA04 放医研新治療エリアに向けたビームラインの建設 192
 
  • T. Shirai, Y. Iwata, T. Furukawa, S. Sato, A. Itano, N. Saotome, E. Takeshita, K. Noda
    放射線医学総合研究所
  • T. Fujimoto, T. Miyoshi, S. Shibuya, A. Takubo, Y. Sano
    加速器エンジニアリング株式会社
  • Y. Kanai, N. Suetake
    株式会社東芝
 
 

放射線医学総合研究所では、高速スキャニング照射技術を核とした次世代照射システムの開発に取り組んでおり、それを実際の治療に応用するために、新治療エリアを、HIMAC棟の横に建設中である。新治療エリアに、HIMACシンクロトロンからビームを供給するためには、150m程度のビームラインが必要であり、現在その設計ならびに製作をおこなっている。このビームラインは、治療に合わせて、高速なエネルギー変更をおこなうなどの特徴をもっており、本発表では、こうした点を中心に、ビーム光学系・電磁石・真空系などについて発表をおこなう。

 
TPCOA21 HIMAC 計測制御システムの更新 484
 
  • T. Takei, N. Shinozaki, Y. Sano
    加速器エンジニアリング株式会社
  • T. Kanai
    群馬大学
  • Y. Takei, M. Torikoshi, S. Minohara, S. Fukuda, Y. Tameshige
    放射線医学総合研究所
 
 

計測制御システムは、放医研HIMAC治療照射系において、線量計測の制御と管理、並びに計測周辺機器の制御を司る。放射線治療において、線量計測は最も重要であり、かつ厳密に管理される必要がある。現行システムでは、その構築制限から保守や拡張が困難、また構成が複雑で専用機器が多い上に、老朽化による故障増加と予備品確保の難しさなどの理由からシステムの更新が望まれていた。システム更新に際し、出来る限り標準機器を用い、保守・拡張を容易にするために、汎用産業用PLCを使用し、状態表示や設定はタッチパネルを採用したシステム構成とした。本思想により構築されたベースシステムは、2006年度よりHIMAC生物照射実験室にて稼動を開始し、培った実績を元に治療照射系への展開のため、必要な機能拡充と更なる高度化を目指した。また、ビーム遮断後に漏れ出る線量も計測し、線量計測と管理の高信頼化を実現した。

 
TPOPA16 HIMAC加速器の現状 631
 
  • I. Kobayashi, Y. Honda, M. Yamamoto, M. Wakaisami, Y. Kageyama, T. Sasano, K. Ichinohe, M. Kawashima, Y. Sano
    加速器エンジニアリング株式会社
  • E. Takada, Y. Iwata, S. Sato, M. Muramatsu
    放射線医学総合研究所
 
 

放医研の重イオン加速器HIMACは順調な治療及び生物・物理実験ビーム供給を続けている。特に重粒子線がん治療は良好な治療成績を収め、現在までの登録患者数は4500名を超えている。患者数は年々増加しており、現在、年間700名近くの治療を行っている。 一方、装置は治療開始から16年目を迎え、装置の老朽化も無視できない状況にある。HIMACでは3台のイオン源や二重シンクロトロンリングを有するなどバックアップ体制も整っているが、唯一線形加速器部分だけは二重化されていない。そこで放医研が16年度より2ヶ年計画で重粒子線がん治療装置の小型化に関する研究として開発した高効率小型入射器をHIMACへ移設し、第2入射器として利用すべく整備を進めている。高効率小型入射器をHIMACへ組み込む事で装置の二重化が更に進み、より安定した治療ビーム供給が見込まれる。高効率小型入射器と現用装置の比較、現在までの移設の状