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Saito, T.

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TOAPA02 医用電子クライオリニアックを基盤とするコンパクトERLの開発 752
 
  • I. Sato, K. Shintomi
    日本大学総合科学研究科
  • M. Takahashi, T. Saito, K. Abe, F. Shishikura, T. Yamamoto, K. Ishikawa, I. Murai, T. Fukakusa, S. Takahashi, T. Watanabe, N. Fukuda, H. Nagase
    日本大学医学部
  • K. Hayakawa, T. Tanaka, Y. Hayakawa, Y. Takahashi, T. Kuwada, K. Nakao, K. Nogami
    日本大学電子線利用研究施設
  • S. Fukuda, A. Enomoto, S. Ohsawa, K. Furukawa, Y. Ogawa, T. Suwada, K. Yokoyama, S. Noguchi, E. Kako, T. Tomaru, Y. Namito, H. Iwase
    高エネルギー加速器研究機構
  • A. Miura
    日本高周波
  • K. Maki
    三菱マテリアル
  • E. Tanabe, K. Kanno
    (株)エーイーティー
 
 

日本大学電子線利用研究施設では100MeV級の電子リニアックを活用し、パラメトリックX線放射(PXR)の実用化を進めた結果、PXRはコヒーレントX線源であることを実証した。現在、コンパクトPXRによるがん治療・診断システムの開発研究を進めている。そのための極低温に冷却した電子リニアックによる100MeV級電子リニアックのテーブルトップ化の開発研究を進めた結果、電子クライオリニアックはエネルギー回復機能を発揮させられることを明らかになり、コンパクトPXRによるがん治療・診断装置の実現性と実用化の可能性は一段と強まっている。このシンポジウムでは開発研究成果について発表する。

 
WOOPB02 阪大RCNPサイクロトロン施設の現状 22
 
  • M. Fukuda, K. Hatanaka, T. Yorita, T. Saito, H. Tamura, M. Kibayashi, K. Nagayama, H. Okamura, A. Tamii, S. Morinobu
    大阪大学 核物理研究センター
 
 

阪大核物理研究センター(RCNP)サイクロトロン施設では、中性子やミューオンなどの二次粒子利用研究のニーズに応えるため、それらの生成に必要な高エネルギー陽子ビームの強度増強を目指した開発を進めている。イオン源では、永久磁石を用いた2.45GHz ECR陽子源の開発に着手し、これまでに80%以上の陽子比で0.5mA以上のビーム電流を得ることに成功している。AVFサイクロトロンでは、リングサイクロトロンの入射効率を向上させるためのフラットトップ(FT)加速システムの開発を進めているが、さらに高エネルギー陽子ビームにも適用するためのFT加速システムの改良を計画している。また、ミューオン科学研究などの二次粒子利用のためのビームラインの増設・整備なども進めている。講演では、ビーム強度増強に向けたイオン源及びサイクロトロンの開発状況と施設整備の現状について報告する。

 
WOMGA02 高温超電導スキャニング磁石の交流損失測定 416
 
  • K. Hatanaka, J. Nakagawa, M. Fukuda, T. Yorita, T. Saito
    大阪大学核物理研究センター
  • Y. Sakemi
    東北大学サイクロトロンRIセンター
  • K. Noda
    放射線医学総合研究所
  • T. Kawaguchi
    KTサイエンス
 
 

高温超電導線材(Bi-2223)を利用してスキャニング用コイルを製作した。二次元(x、y)方向のスキャニングコイルをビーム軸上同位置に設置し、装置の小型化を目指した。真空、冷却テストの後、x、y方向各対コイルの臨界電流を測定した。直流励磁で軸上に生成される磁場を測定し、計算値との比較を行った。コイル1台の交流損失を30Hz、59Hz、77Kで行った。1周期当りの損失は周波数によらず、励磁電流に対し3乗の依存性を示す。コイル組立後、周波数10、15、20Hzでの交流励磁を行い、コイルの交流損失を測定した。励磁電流に対しは2.4乗の依存性が得られた。モデル計算では、いずれの場合にも励磁電流の2乗に比例する渦電流損失が予測されていたが、測定結果は高温超電導材のヒステリシス損失が大きいことを示している。