A   B   C   D   E   F   G   H   I   J   K   L   M   N   O   P   R   S   T   U   V   W   X   Y   Z  

Saito, K.

Paper Title Page
WPAPA05 医療用シンクロトロン向けビーム出射制御システムの開発 287
 
  • H. Nishiuchi, K. Saito, M. Tadokoro, F. Ebina, T. Aoki
    日立製作所
  • T. Sakae, T. Terunuma
    筑波大学陽子線医学利用研究センター
 
 

粒子線治療の普及に伴い、患者毎の治療補助具が不要なスキャニング照射法の開発や散乱体照射法の高線量率化が求められている。これらの照射法に適用可能なビーム出射制御システムを開発した。まず、スキャニング照射法に好適なビームを供給するため、出射ビーム強度フィードバック制御技術を開発した。また、散乱体照射法での高線量率化を実現するため、蓄積ビームの利用効率を向上しかつ、出射ビームを安定に出力する制御技術(Dynamic Spill-gain Control, DSC)を開発した。二つの制御技術を適用したビーム出射制御システムを開発し、筑波大学陽子線医学利用研究センターでビーム試験を実施した。その結果、フィードバック制御により目標電流に対する時間平均出射電流の偏差±5%以内を達成し、DSCにより蓄積ビーム強度の変動±15%に対応した目標ビーム波形の強度補正によりビーム利用効率85%以上を達成した。

 
WOOPE02 KEKB加速器の現状 63
 
  • H. Koiso, T. Abe, K. Akai, M. Akemoto, A. Akiyama, M. Arinaga, K. Ebihara, K. Egawa, A. Enomoto, J. Flanagan, S. Fukuda, H. Fukuma, Y. Funakoshi, K. Furukawa, T. Furuya, K. Hara, T. Higo, H. Hisamatsu, H. Honma, T. Honma, K. Hosoyama, T. Ieiri, N. Iida, H. Ikeda, M. Ikeda, H. Ishii, A. Kabe, E. Kadokura, T. Kageyama, K. Kakihara, E. Kako, S. Kamada, T. Kamitani, K. Kanazawa, H. Katagiri, S. Kato, T. Kawamoto, S. Kazakov, M. Kikuchi, E. Kikutani, K. Kitagawa, Y. Kojima, I. Komada, K. Kudo, N. Kudoh, K. Marutsuka, M. Masuzawa, S. Matsumoto, T. Matsumoto, S. Michizono, K. Mikawa, T. Mimashi, S. Mitsunobu, T. Miura, K. Mori, A. Morita, Y. Morita, H. Nakai, H. Nakajima, T. Nakamura, K. Nakanishi, K. Nakao, S. Ninomiya, M. Nishiwaki, Y. Ogawa, K. Ohmi, Y. Ohnishi, S. Ohsawa, Y. Ohsawa, N. Ohuchi, K. Oide, M. Ono, T. Ozaki, K. Saito, H. Sakai, Y. Sakamoto, M. Sato, M. Satoh, Y. Seimiya, K. Shibata, T. Shidara, M. Shirai, A. Shirakawa, T. Sueno, M. Suetake, Y. Suetsugu, T. Sugimura, T. Suwada, Y. Suzaki, S. Takano, S. Takasaki, T. Takenaka, Y. Takeuchi, M. Tawada, M. Tejima, M. Tobiyama, N. Tokuda, Y. Yamamoto, Y. Yano, K. Yokoyama, M. Yoshida, M. Yoshida, S. Yoshimoto, K. Yoshino, D. Zhou, Z. Zong
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEKB加速器は2007年1月に超伝導クラブ空洞を導入し、同年10月以後、順調にクラブ交差による実用運転を行なっている。クラブ交差で高いルミノシティを達成するには、従来のレベルを超えた精密な誤差補正とビーム衝突調整が不可欠である。その一つとして、今期新たに、電子・陽電子両リングに合わせて28台の歪6極磁石を設置し、衝突点における水平垂直結合の運動量依存性を補正したが、この補正が突破口となって、クラブ以前の記録17.6/nb/sを大きく上回るピークルミノシティ20.84/nb/sが達成された。また、1日・7日間などの積分ルミノシティも記録を更新し、現在総積分ルミノシティは953/fbに達している。入射ビームをパルス毎に切り替えてKEKB両リングと放射光リングの3者に同時入射する技術が最近実用化され、衝突調整の効率が向上したことも、今回の成果に繋がっている。

 
TOACC04 巨大結晶ニオブ超伝導9-セル空洞の開発 776
 
  • K. Saito, F. Furuta, T. Konomi, H. Inoue
    高エネルギー加速器研究機構
  • H. Umezawa, K. Takeuchi
    Tokyo Denkai Co. Ltd.
  • K. Nishimura
    Co. Ltd. TKX
  • T. Hamazaki, J. Oya
    Toyo Advanced Technologies Co. Ltd.
 
 

シリコンウエハースライス技術を応用して、巨大結晶ニオブインゴットから直接空洞ハーフセル材を製作した。この材料から1.3GHzのILC高電界形状(LL形状)の超伝導空洞を製作した。これまでの巨大結晶単セル空洞の研究では、LL形状・巨大結晶ニオブ材・化学研磨の組合わせにより、35MV/m以上の高電界の達成が可能である。9-セル空洞で単セル空洞並みの性能が得られるかどうかを調べた。本論文ではこの空洞の製作及び2Kでの測定性能結果について報告する。

 
FPACA18 単セル超伝導空洞による50MV/m高電界レシピ 962
 
  • F. Furuta, K. Saito
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEKでは、ICHIRO形状の単セル超伝導空洞による50MV/m高電界達成の原理実証を行った。同時に、歩留まりよく高電界を達成するための表面処理レシピの改善を行ってきた。実際の加速器に用いる空洞同様にエンドグループ(高調波(HOM)減衰器やインプットカプラーポート)を持った単セル空洞(エンドシングルセル)では、エンドグループ無しの単セル空洞と同じレシピでは高電界を達成できなかった。本報告では、エンドシングルセルに対する高電界レシピの改善とそのシリーズテストの結果について述べる。

 
FPACA19 ICHIRO 9セル超伝導空洞における高電界との戦い 968
 
  • F. Furuta, K. Saito
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEKでは、ICHIRO形状の9セル超伝導空洞による高電界の原理実証を目指した研究を続けている。その中で9セル特有の問題点を明らかにし対策を行いながら、電界強度の改善を行ってきた。例えば、9個のセルにおける電界強度平坦度(フィールドフラットネス)の調整後、それが表面処理・縦測定前後でどのように変化するか各ステップで測定し、その保存に努めてきた。本報告ではICHIRO形状9セル空洞における高電界との戦いとその現状について述べる。