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Okuda, S.

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WOOPF02 大阪府立大学の電子加速器と多目的利用の現状 51
 
  • S. Okuda, R. Taniguchi, T. Kojima, T. Oka
    大阪府立大学産学官連携機構
 
 

 大阪府立大学産学官連携機構・放射線研究センターの中-低エネルギー電子加速器は、ガンマ線照射設備と共に、学内外の利用が行われている。 18 MeV電子ライナックは、平成17-19、20-21年度KEK大学等連携支援事業で整備され、マイクロ秒パルスで、10桁の利用ビーム強度幅を実現した。独自に開発した超微弱ビームの質の向上と利用研究の拡大をめざしている。またコヒーレント放射によるポンプ・プローブ実験のシステムが構築された。600 keVコッククロフト・ウォルトン電子加速器は、真空内照射や大面積照射など、汎用の利用条件をもち、特に人工衛星機器の試験に興味ある結果が得られている。  これらの加速器は、基礎研究のための多目的利用環境を確保しながら、教育、知識普及活動に活用されている。

 
WPAPA07 超微弱電子線直接照射法のウラン検出感度の評価 180
 
  • R. Taniguchi, R. Sasaki, T. Kojima, S. Okuda
    大阪府立大学放射線研究センター
 
 

10MeV程度のエネルギーで、ピコアンペア程度の超微弱電子線を試料に直接入射し、電子の準弾性散乱に伴う核反応によって放出される中性子を検出することで、高感度にウランを遠隔・非破壊検出する装置の開発を行っている。本報告では、入射電子のエネルギーと感度の関係を中心に議論したい。ウランを検出する方法には、いくつかの手法が提案されているが、この直接法はマイクログラムオーダーのウランの検出が可能であり、感度の点では格段に優れている。また、本手法は2次元化が容易であり、信頼性の面でも有望であると考えられる。