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WPAPA04 | 放医研新治療エリアに向けたビームラインの建設 | 192 |
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放射線医学総合研究所では、高速スキャニング照射技術を核とした次世代照射システムの開発に取り組んでおり、それを実際の治療に応用するために、新治療エリアを、HIMAC棟の横に建設中である。新治療エリアに、HIMACシンクロトロンからビームを供給するためには、150m程度のビームラインが必要であり、現在その設計ならびに製作をおこなっている。このビームラインは、治療に合わせて、高速なエネルギー変更をおこなうなどの特徴をもっており、本発表では、こうした点を中心に、ビーム光学系・電磁石・真空系などについて発表をおこなう。 |
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TOAPA04 | 放医研におけるスキャニング照射装置開発の現状 | 758 |
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平成18年度より放医研では、HIMACからのビームラインを延長し、スキャニング照射装置、および回転ガントリーを備える新治療室を建設する計画を進めている。ここでは、呼吸性移動臓器に対するアプローチとして、呼吸同期照射と高速な多数回スキャニングを組み合わせることにより、線量分布の悪化を防ごうと考えている。この高速スキャニング照射装置を実証するために、平成20年度は、建屋の建設に先行して、照射装置の設計、および製作を行った。これをHIMAC物理汎用照射室に設置し、ビーム試験をスタートした。これらの進捗状況を紹介する。 |