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Kanai, T.

Paper Title Page
WPBDA27 高速準非破壊スクリーンビームモニタシステムの開発 332
 
  • N. Saotome, T. Kohno
    東京工業大学
  • T. Furukawa, Y. Iwata, T. Shirai, T. Inaniwa, S. Sato, A. Nagano, E. Takeshita, K. Noda
    放射線医学総合研究所
  • T. Kanai
    群馬大学
 
 

現在、放医研ではHIMACからビームラインを延長して、スキャニング照射法を用いる照射ポートを備える、新治療棟の建設を行っている。新高エネルギービーム輸送系(HEBT)では、(1)高分解能の測定が行える、(2)既存のマルチワイヤ型ビームプロファイルモニタ(MWPC)に比べて低コストで作成できるというメリットのために、スクリーンビームプロファイルモニタ(SCN)が採用される予定である。SCNを用いることで、高速にビーム位置及び、サイズを測定することができる。さらに、SCNを通過するビームに対してあまり影響を与えないことから、準非破壊モニタとして使用することができる。ここでは、SCNの試作機を製作し、ビーム試験を行った結果を報告する。

 
TPCOA21 HIMAC 計測制御システムの更新 484
 
  • T. Takei, N. Shinozaki, Y. Sano
    加速器エンジニアリング株式会社
  • T. Kanai
    群馬大学
  • Y. Takei, M. Torikoshi, S. Minohara, S. Fukuda, Y. Tameshige
    放射線医学総合研究所
 
 

計測制御システムは、放医研HIMAC治療照射系において、線量計測の制御と管理、並びに計測周辺機器の制御を司る。放射線治療において、線量計測は最も重要であり、かつ厳密に管理される必要がある。現行システムでは、その構築制限から保守や拡張が困難、また構成が複雑で専用機器が多い上に、老朽化による故障増加と予備品確保の難しさなどの理由からシステムの更新が望まれていた。システム更新に際し、出来る限り標準機器を用い、保守・拡張を容易にするために、汎用産業用PLCを使用し、状態表示や設定はタッチパネルを採用したシステム構成とした。本思想により構築されたベースシステムは、2006年度よりHIMAC生物照射実験室にて稼動を開始し、培った実績を元に治療照射系への展開のため、必要な機能拡充と更なる高度化を目指した。また、ビーム遮断後に漏れ出る線量も計測し、線量計測と管理の高信頼化を実現した。

 
TPOPA17 群馬大学重粒子線治療施設整備の現状(III) 705
 
  • K. Yusa, M. Tashiro, K. Torikai, H. Shimada, M. Sakama, T. Ohno, T. Kanai, S. Yamada, T. Nakano
    群馬大学 重粒子線医学研究センター
 
 

群馬大学では 2010年3月治療開始を目指し、重粒子線治療施設の整備を行っているところである。本施設は炭素線治療施設の普及を目的に放射線医学総合研究所で開発された成果を基にしている。群馬大学は普及型施設の初号機であり実証機としての位置づけである。本発表ではその状況を概説する。

 
TOAPA03 群馬大学における開発実験用ビームポートの設計 755
 
  • K. Torikai, T. Ohno, K. Yusa, Y. Yoshida, H. Kato, T. Kanai, H. Shimada, T. Takahashi, M. Tashiro, N. Tamaki, T. Nakano, S. Yamada
    群馬大学 重粒子線医学研究センター
 
 

群馬大学では重粒子線治療を行うための照射施設として、炭素線の最大エネルギー400MeV/u、4ビームポート/3治療室を擁する重粒子線医学センターが建設中である。2008年11月に建屋が竣工し、2010年3月の照射開始に向けて立ち上げ準備が進められている。本施設にはビーム照射技術開発および物理・生物実験を可能とする垂直ビームラインが設置される。本発表では物理・生物実験の要求を満足するビーム輸送系の設計について検討結果を報告する。