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Itou, T.

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FPACA28 医療用小型Xバンド加速器の開発 1005
 
  • M. Yamamoto, N. Nakamura, T. Itou, J. Kusano, E. Tanabe
    (株)アキュセラ
  • M. Uesaka
    東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
 
 

ロボット搭載型のがん治療に使う加速器は,十分なビーム強度を維持しつつ,重量・サイズとも可能な限り小さくする必要がある.そのために,我々は,電子銃から加速管出口まで約 0.5[m],ビーム出力 6[MeV],100[mA]のXバンドの小型加速器を開発進めている.RF源は1.5[MW]のマグネトロンで,導波管長は約0.7[m]で,パルストランス以降の機器が実験テーブルに載せることができる寸法となっている.昨年度,実証機を開発して,5.5[MeV],100[mA]の出力を確認している.ここでは,設計・製作の状況とビーム試験の結果について簡単に報告する.

 
TOACD03 BNCT用複合加速構造型単空洞線形加速器の設計 797
 
  • T. Hattori, T. Itou, L. Lu, N. Hayashizaki, T. Ishibashi, J. Tamura, T. Inoue, H. Iwnami, K. Oka, Y. Shimaya
    東京工業大学原子炉工学研究所
 
 

BNCTがん治療用陽子加速線形加速器を電力加速効率の良いIH型単空洞で設計した。低エネルギー領域はRFQ型加速構造を、高エネルギー領域はドリフト・チューブ(DT)型加速構造を単一の空洞に挿入する複合加速構造型単空洞線形加速器を設計した。さらに両加速構造を繋ぐマッチングセクションを含むDT型電極も両加速構造の間に挿入する構造とした。陽子10mAでRFQ加速の軌道計算、DT加速の軌道計算、マッチングセクションの軌道計算を行い、加速構造を決定した。次に100MHzで共振し、最適な加速電圧を発生するIH空洞の3次元電磁場シミュレーションを行い空洞の内部構造を決定した。その結果非常にコンパクトな1台の加速器でBNCT用の3MeVの陽子を加速できるシステムを構築できた。空洞長2m以内で、ビーム電力を含んで、高周波電力130kW以内の小型、省電力型の線形加速器である。