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Arai, S.

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FPACA63 TRIACでの2-4MHzプリバンチシステムの設計 1117
 
  • K. Niki, H. Ishiyama, M. Okada, H. Miyatake, Y. Watanabe
    高エネルギー加速器研究機構
  • S. Arai
    理化学研究所
  • H. Makii
    日本原子力研究開発機構
 
 

TRIAC(Tokai Radioactive Ion Accelerator Complex)で予定されている12C(alpha,gamma)実験の為には250ns~500nsの間隔で10ns程度にバンチした高強度αパルスビームが必要である。TRIACの加速器はイオン源からの2keV/uのビームを26MHzのSCRFQで加速するため、バンチ間隔は約38nsとなる。実験からの要請で250ns以上のバンチ間隔にするためSCRFQの前段に2~4MHzの周波数可変のプリバンチャーとチョッパーを設置したシステムを構築する。このプリバンチャーには3つの周波数を合成したRF電圧をかけ、2ギャップを通過した後に得られるバンチング電場が擬似鋸歯状波となるように設計している。本報告ではこのシステムの基本設計及び2ギャップバンチャーとSCRFQのビームシュミレーション の結果等について述べる。

 
FPACA62 多層チョッパーの開発 1114
 
  • M. Okada, K. Niki, S. Arai, I. Katayama
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

TRIACでは12C(α,γ)実験の為のプリバンチシステムを製作している。このシステムは 2~4MHzで周波数可変な2Gap型バンチャーと多層チョッパーで構成されている。 チョッパーは平行電極にパルスで電圧を印加するタイプを考えている。このタイプでは チョッピングの切れを良くする為には電極の長さはなるべく短い方が良い。しかし、電極 が短くなるとその分印加する電圧を高くする必要があるし、電極の長さに比べて電極間の ギャップが大きい場合漏れ電場が大きくなってしまい結局切れが悪くなる。そこで、電圧 を印加する電極とグランド電極を交互に重ねて多層化することで印加電圧を下げ、かつ漏 れ電場を減らす構造にすることにした。 今回、多層チョッパーのテストモデルを作成し、動作テストを行ったのでそれを報告す る。

 
WOOPD02 理研RIBFのビーム増強計画 38
 
  • O. Kamigaito, S. Arai, M. Fujimaki, T. Fujinawa, H. Fujisawa, N. Fukunishi, A. Goto, Y. Higurashi, E. Ikezawa, T. Kageyama, M. Kase, M. Komiyama, H. Kuboki, K. Kumagai, T. Maie, M. Nagase, T. Nakagawa, J. Ohnishi, H. Okuno, N. Sakamoto, Y. Sato, K. Suda, H. Watanabe, T. Watanabe, Y. Watanabe, K. Yamada, H. Yamasawa, Y. Yano, S. Yokouchi
    理化学研究所 仁科加速器研究センター
 
 

理研RIBFでは、ウランなど重いイオンのビーム強度を増強するため、超伝導イオン源を建設した。このイオン源を用い、2段階からなるビーム増強計画を実行中である。第1段階として、超伝導イオン源を既存のコッククロフト=ウォルトン高電圧ターミナルに載せ、RFQを通さずに重イオンリニアックに入射する。工事は今年6月に終了し、秋からはこの入射器でウランを供給する。第2段階として、超伝導イオン源とRFQ、3台のDTLタンクから成る新しい入射器を建設している。この入射器からのビームは直接リングサイクロトロンに入射され、RIBFと超重元素合成実験が独立に行えるようになる。現在RFQの改造とDTLやビームラインの設計を行っている。新入射器の製作は今年度中に終了する。

 
FPACA36 理研RIBF新入射器RILAC2の加速空洞の設計および改造 1030
 
  • K. Yamada, K. Suda, N. Sakamoto, S. Arai, H. Fujisawa, H. Okuno, E. Ikezawa, M. Kase, O. Kamigaito
    理化学研究所 仁科加速器研究センター
 
 

平成18年度より稼働を開始した理研RIビームファクトリー(RIBF)では、質量電荷比の大きい (〜7) 重イオンビームの入射器として重イオン加速器(RILAC)が用いられている。RILACは長期の超重元素合成実験にも使用されるが、その期間中はRIBFにビームを供給出来ないことから、RIBFの稼働時間を伸ばすため新入射器RILAC2の導入が進められている。RILAC2は、28 GHz 超伝導ECRイオン源、RFQ型線形加速器、および 3台の1/4波長型ドリフトチューブ線形加速器(DTL1--3)等から構成される。これらの加速器システムの基本周波数は 36.5 MHzで、固定値である。現在、RFQ, DTL1, DTL2および3の加速空洞について MW Studioを用いて設計中である。これらの仕様、設計、および改造の現状について報告する。