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IUC#48
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日時:2008/3/5(水) 9:30-10:30 @ KEKBコントロール棟会議室
出席者:菊池、三増、小野、多和田、矢野、柿原、小林、上田、長橋、
古川、諏訪田、飯田、大西、紙谷、佐藤(文責)
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議題: パルスベンド冷却水インタロック改善策


1) 概要(佐藤)
・パルスベンドの冷却水量インタロックが度々発生している。
・当初は一日一回程インタロックが動作し、その都度元バルブ(ギャラリー部で操作可能)を
調整後、インタロックリセットをおこなっていた。
・その後、トンネル内の個別バルブ(9系統)のバランス調整を実施した(1/24, 2/7(メンテ日) ,2/21(メンテ日), 3/1)。
2/7の調整後は8日間、2/21の調整後は7日間程もったが、その後、2/21日頃よりパルスベンドへの全体流量(個別バルブ分岐前)が徐々に低下し、
バルブを100%開いてもインタロックリセット不可状態となった。


2) 詳しい経緯の紹介(矢野)
・LCGでの議論のまとめを紹介。
・定流量バルブの紹介と使用提案。
・個別バルブ・元バルブ全開を初期状態としたバランス調整方法の提案。

--- [調整方法]
1)親バルブ全閉。
2)子バルブ全開。
3)親バルブの全開、全閉を2?3度繰り返す。(子バルブのゴミを飛ばす?)
3)親バルブを開けて行き各パイプの流量を記録する。(反応が遅いので注意。親の流量は測定出来る?)
4)最初のインターロック解除から全インターロック解除までは注意深く記録する。
  (親バルブ開度、各流量、冷却水温度)(インターロックの設定値は?)
5)最後にインターロック解除になった子バルブは全開のままで後の8個を後ろから順番に流量を合わせる。
  (親バルブ開度、子バルブ開度、各流量、冷却水温度)
6)親バルブを閉めて行き各パイプの流量を記録する。(全閉まで)
7)親バルブを開けて行き各パイプの流量を記録する。(全開まで)
8)親バルブを調整し流量を設定する。
9)インターロックが働いた場合親バルブを全閉し全開にした後設定値にする。
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C) ARで使用中の、内径約4mmの冷却水配管(真空チェンバー用)でも流量低下問題が起きている。
10L => 3L程度に低下する。特に詰まっている形跡は見られない。(長橋)

[結論]

A) 短期的な対策 (明日の木曜メンテ): 9:30- 作業開始
・総流量低下問題
=> ストレーナの確認。必要に応じて清掃・交換(但し、交換品は現状品より目の細かい物しかない)。
=> 機械室のストレーナバイパス。(10:30頃以降を予定)
=> 水のサンプルを水質検査に出す。

・個別系統のバランス問題
=>個別バルブを全開方向で調整する



B) 中・長期的な対策:
・圧力監視による原因究明
・定流量バルブの試験
・A)の結果を受けてその他の対策を考える。


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