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IUC #19打合せメモ
日時:2005年6月24日(金)
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同)
飯田、春日、三橋、末武、菊池、榎本、本間、小野、紙谷
高橋、池田、古川、設楽、柿原、佐藤(文責)
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(1) PF・KEKB Optics Matching(飯田)
・PF 2.5GeV e-及びKEKB 8GeV e-のOpticsを同時にMatchingする方法を調べた。
現状から、あまり磁場設定値を変えずに満足する解がある事が分かった。
・'05夏メンテにて、5セクター最下流のワイヤースキャナを移設することが予定されていたが、
'06夏に移設とする。下流の二台の位相差が小さいので、BKと干渉することもあって、最下流の一台を上流に移設する予定。
それに伴って、2台あるフォトマルのうち上流の1台も移設する必要がある。
フォトマルの詳細な移設場所は、柿原氏と相談する。移設後、上流二台・下流二台のWSは、別々のフォトマルで測定する予定である。
また、ダミーチェンバ等は既に用意されている。
(2) 共通架台の変更点(飯田)
・前回打ち合わせで使えると言ったピットの上に三橋架台が乗ります。
しかし、床から約300mmの足をつけるので、ピットとしては使えます。
(pptの写真参照)
鉄板は、一枚のみ撤去する。
C) 共通架台の設置誤差は、20cm程度(ビーム進行方向)である。
C) 近傍にある冷却水のヘッダの高さは、床から300mmくらいか?
(佐藤追記) その後現場で測定したところ、一番高いところで335mmであった。
(3)四極電磁石磁場測定の現状(菊池)
・PF予備品の磁場測定が完了した。また、PF-AR予備品の改造(ボア径広げる)の内1台が完了し、これから磁場測定に入る。
PF予備品の磁場プロファイルは、あまり良いとは言えないが、これまで 実際に使ってきたものなので原理的に実用上問題ないはずである。
全体的に、順調に進んでいる。
C) 秋からの切り替え時間は、どれくらいか?
=> 磁場の切り替えは1分程度と思われるが、
これには、磁場を下 ろしたときに、正確にゼロ磁場にするために補正コイルに流すべき電流値を測定しておくことが必要。
==> DCベンドの切り替え時間が1分以下でも、Qの初期化が1分程度かかるので、
これでリミットされる。
C) 秋に、A1電子銃から入射するスタディをする予定になっている。
来年秋からA1でPF入射(営業運転)することを考えると、
長期安定性を確かめる必要がある。例えば、来年春くらいからPF通常入射にA1電子銃を使い、
問題点がないか確認するなど。
=> 例えば二週間とかか?
==> 問題が無ければ、そのまま使えば良い。
=> Top-up入射時のビーム必要条件を教えて欲しい。
(4) A1電子銃よりPFへの入射タイミング(古川)
・PFのrfはLinacと同期していないため、当初SHBをoff(standby)して、Linac S-bandと非同期のままPFへ入射する予定であった。
何度かスタディを行ったが、A1電子銃は、SHB onを前提に設計されていて、offにすると良好にバンチングしない。
好条件でも、J-Arcで3割程度ロスする。放射線安全上は、問題ないレベルらしい。が、詳しい検討や測定が必要であろう。
・当面は非同期入射が可能であったとしても、将来的には同期の仕組みが必要と思われる。
検討を進める必要がある。
・解決策としては、
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(a) 二重同期化(TRISTAN時代)。
(*) rfのずれが、許容範囲以下であれば入射する方法。
(b) Spring8方式
リングのマスターを任意波形発生器のクロックに入れて、BP・逓倍し2856MHzを作る。
Spring8では、0.2度の位相精度と安定している。
(但し、Linacの中で、LinacとRing rfの位相差は測定していない。)
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などが考え得る。
C) 実際の運転に使う可否はともかく、検討は進めておく必要がある。
=> Spring8では、同期システムをRingのスタッフが中心となって進めている。
光源側からも協力を依頼できないか?
==> 検討する。
(5) KEKB<=>Linac間安全系ケーブル(小野)
・前回よりも、価格がかなり安くなった。
・納期は7月末、8月中頃には工事完了の予定である。
(6) 次回IUC
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IUC #20
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日時: 2005年7月8日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) 各サブグループ報告等
(2) その他
(*) その他の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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