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(IUC#16メモ)
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日時:2005年5月13日(金曜日)10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(順不同、敬称略):生出、菊池、飯田、本間、紙谷、池田
船越、榎本、佐波、大西、古川、柿原、設楽、三橋、飛山、小林、佐藤(文責)
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(1) 夏期工事下見報告(飯田)

(1-a) 4/28(木)(9:00-17:30)作業報告:

 現在の、KEKB/BT lineを、レーザートラッカにて測量した(これを基準の座標とする)。
測定は、1マグネットにつき2ヶ所(上流・下流の台座)行った。
竹内氏による測量結果(1998年実施)との誤差は、
・上流自乗平均:Δ〜0.16mm
・下流自乗平均:Δ〜0.23mm
であった。

・この座標系で、新PF-BT Lineの位置(マグネット、BPM)をマークした。
合流位置で、12.4mmほど(横方向に)ずれていた。
(BH11-BH12間の距離を、正確に考慮していなかった。
BH11上流のドリフト長を+23.8mm、BH12下流を-70.1mm変更の必要あり。)

(1-b) 確認事項:

・解体:電磁石電線はずしは、A社に依頼。
現PF-BTに設置してあるモニター類は?PFグループ担当か?
=>担当者に確認する。

・真空解体及びケーブル撤去作業は、PFグループ担当か?
=>直線部分はライナック担当である。曲がった後は、PF側担当。

C) 作業は、7月第一週に終了しておいた方が良いのではないか?
=> 一週目は、測量があるので、撤去作業が測量の邪魔になる。
測量後に、撤去作業をおこなうべきである。
測量・罫書きを同時進行で行い、その後、真空系解体作業行う方がよい。

=> 扉前のシールドブロック移動は、初日に行い、その後測量を開始する。

・PBマグネット撤去もPFグループ担当か?
=> ビームラインからは撤去するが、トンネル内に置いておきたい。
A社に一括依頼を希望したい。

==> B社にシールド撤去を頼むので、そちらと抱き合わせて依頼する方がよい。

・Linac側の新ケーブル敷設作業は?
=> 敷設は、マグネット関係をC社、真空・モニタ関係はD社に依頼予定。
別業社が受け持つので、経路の再確認が必要。

・BH12の近傍にケーブルラックがある。シールドが近傍にあると、ラックにアクセスできなくなる。

=> シールドは必要なのか?
==> 最初シールドなしで運転し、レベルが高い場合には即シールドを設置する、などの方法は考えられる。
===> ベンドの間(BH11,12間)に、後から設置するのは困難だが(ピットの補強が必要)、
下流に設置するのは、後からでも可能である。
====> PF下流側からビームラインが見えてしまうので、だめである。

=> 台車が一台通れる程度の隙間を残せば、多少通路が狭くなっても許容できる。

(結論): 通路側にずらして設置した図を作成し、検討する。
次回木曜メンテ(5/19)に、再度現場で確認する。

・このシールド設置は、工事の最後に行いたい(測量・工事の邪魔になる)。

(2) パルスベンド(菊池)

・現行の仕様は、3GeV・25Hzであるが、電源の価格が高くなりそうである。
2.5GeV, 25Hzで作ると、3GeV運転の場合には、最高繰り返し18Hzになるが、それで許容可能か?
=> 問題ない。3GeV運転では、12.5Hzあれば問題ない。

=> 50Hzは必要ないのか?
==> 今は、考えなくて良い。

(結論):将来、3GeV-25Hzも多少の改造で実現可能になるべく筐体の余裕をとっておく。
2.5GeV-25Hz(3GeV-18Hz)の仕様で、パルスベンド用電源を製作する。

(3) 冷却水関係(池田)

・次回木曜メンテ(5/19)で、流量試験を行う。

(4) 放射線関係(佐波)

・放射線変更申請を、5月中に行うスケジュールで動いている。
現状の変更は全て網羅して取り込んでいる。
通常、変更申請の2ヶ月後くらいに許可が下りる。

(5) 予算状況(佐藤)

・今年度IUC予算配分額に対して、現状での執行予定額がオーバーしている。
(必要コンポーネントの追加や、個数の変更があったため。)
現状を認識して頂いて、担当者の方は、なるべく安くする努力をお願い申し上げます。

(6) 次回IUC

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IUC #17
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日時: 2005年5月27日(金曜日) 10:00−
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) 各サブグループ報告等
(2) その他

(*) その他の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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