WOOPC  —  運転C   (05-Aug-2009   11:40—12:10)

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WOOPC01 ATFの現状報告(ILC最終収束系試験ビームラインの稼働) 42
 
  • N. Terunuma
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEKにおけるATF(先端加速器試験装置)では、国際リニアコライダー(ILC)計画など将来の加速器で必要とされるビーム計測技術およびビーム制御技術の開発を行っている。昨年はILCビーム最終収束系の試験ラインの建設を行い、本年2月より本格的な調整運転を始めるに至った。2010年度をめどに仮想衝突点において垂直方向37nmの極小ビームを実現することを目指す。これらビームラインの建設と運転は海外の研究機関と共同で行われており、本本学会ではこれらの概要と共にATFの研究活動の進展を報告する。

 
WOOPC02 KEKB入射ライナックのアップグレード計画 45
 
  • T. Kamitani
    高エネルギー加速器研究機構 加速器研究施設
 
 

KEKBファクトリーのアップグレードに向けて入射ライナックを改造する計画の検討を進めている。以下の4つの開発項目が改造の大きな柱である。(1)入射電子ビームの低エミッタンス化のためのRF電子銃、(2)陽電子ビーム強度増加のための高磁場ソレノイドと(3)Lバンド加速管を用いた陽電子捕獲部、(4)陽電子ビームのエミッタンスを小さくするためのダンピングリング。これらについての検討の現状を報告する。