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Zhidkov, A.

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WOOPF04 東大原子力ライナック・レーザー施設現状報告2009 57
 
  • M. Uesaka, K. Koyama, A. Sakumi, T. Ueda, A. Yamazaki, E. Hashimoto, A. Maekawa, T. Yamamoto, T. Natsui, K. Lee, K. Miyoshi, K. Kambe, A. Mori, S. Hirai, Y. Muroya, Y. Katsumura
    東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
  • F. Sakamoto
    秋田高専電気情報工学科
  • T. Hosokai
    大阪大学大学院光科学センター
  • A. Zhidkov
    電力中央研究所
  • N. Nakamura, M. Yamamoto, J. Kusano, A. Itoh
    株式会社アキュセラ
  • E. Tanabe
    東京大学大学院工学系研究科原子力専攻, 株式会社アキュセラ
 
 

東大原子力専攻ではSバンドツインライナック,Xバンドライナック2台,レーザープラズマライナックを全国共同利用に供し,今年度は14件のテーマが実施されている.SバンドツインライナックのフォトカソードRFガンでは、カートリッジ式カソード交換システムを用いて266nmの波長でRFガンにインストールした際1%の量子効率が得られた.コンプトン散乱単色X線源では,電子銃RF遮断及びタングステン製スプリング破損問題を解決するため,カソード部分にRFを遮断するチョーク構造を採用した新規電子銃を設計し,2MeV,40mAを記録した.950keVXバンドでは準2色X線による物質識別試験を行っている.また,原子力状態監視保全応用を狙ったポンプベアリングの同期透視静止画像取得試験を行っている.レーザー加速ではレーザー集光点付近のプレプラズマ形状の制御結果高指向,大電荷量の電子ビームを発生させることに成功した.

 
卓上レーザー駆動航跡場加速による、準単色、サブGeV電子ビーム生成  
 
  • T. Hosokai
    東京工業大学/大阪大学
  • A. Zhidkov
    電力中央研究所
  • R. Kodama
    大阪大学大学院工学研究科 大阪大学光科学センター
  • J. Yamazaki
    総合研究大学院大学
  • K. Koyama, M. Uesaka
    東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻
 
 

レーザー航跡場電子加速スキームを用いて、高エネルギー、大チャージ、極短バンチ、準単色、低エミッタンスの電子ビームを安定に生成することを目指し研究開発を進めてきた。これまでにプラズマ発生部に弱い外部磁場を印加することによって、ビームの電荷量、指向性、ポジション安定性が劇的に改善することを実証した。さらに、外部磁場と同軸伝播するレーザーパルスでプラズママイクロオプティクスを過渡的に形成し高強度レーザーパルスの伝播を制御することを考案した。これにより電子入射部と加速チャネル部からなる2段階加速スキームを実現し、良好なエミッタンス(〜0.02πmmmrad)と高いポジション安定性を維持しながら、電子ビームの高エネルギー化と準単色化(〜100MeV,ΔE/E〜10%)を同時に達成した。加えて、7TW50fsの卓上レーザーを用いて〜0.4GeVの準単色電子ビーム発生も確認した。