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WOMGA04 | 多導体伝送線路のアンテナモード理論への挑戦 | 422 |
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佐藤健次(放医研、KEK、阪大RCNP)、土岐博(阪大RCNP) 電源などでノイズが発生すると、必ずと言っても良いほど、電磁波が輻射される。ところで、第5回年会では、多導体伝送線路の新しい電気回路理論と、ノーマルモード及びコモンモードのノイズの発生機構について発表した。この理論によれば、各導体は電磁波を送受信するアンテナと等価である。従って、全ての導体を流れる電流の総和がノンゼロになる機構が存在すれば、電磁波が輻射されることになる。さらに、電磁波の輻射を電気回路の負荷として取り扱うことが出来れば、電気回路のアンテナモードとして、電磁波の輻射を電気回路で計算することが可能となる。2導体伝送線路を例に取って、導体に抵抗があれば電流の総和はノンゼロになることを示し、遅延ポテンシャルの効果を電気回路に反映させれば電磁波の輻射を負荷と見做すことが出来ることを示す。 |