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Takai, R.

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WPLSA07 cERL入射器テストビームラインでのビームダイナミクス 326
 
  • T. Miyajima, Y. Honda, M. Yamamoto, T. Muto, T. Uchiyama, K. Satoh, S. Matsuba, S. Nozawa, M. Tobiyama, T. Mitsuhashi, R. Takai, T. Takahashi, T. Ozaki, A. Ueda, S. Nagahashi, M. Shimada, K. Haga, T. Honda, S. Sakanaka, Y. Kobayashi
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEK, JAEA を中心とした大学・研究機関によって、エネルギー回収型リニアック(ERL)の実証機としてcompact ERL(cERL)計画が進められている。ERL実証機建設に先立ち、cERL用のフォトカソード DC 電子銃システム、および入射器ビームラインをテストするための施設として、KEKのAR南棟実験室において、cERL入射器テストビームラインの建設が開始されている。このビームラインは、フォトカソード DC 電子銃、ソレノイド電磁石、バンチャー空洞、ビーム診断ライン、そしてビームダンプから構成される。機器の配置は、周回部にある主加速空洞に繋がる合流部下流において、エミッタンスおよびバンチ長の両方が最小になるように最適化されている。本発表では、入射器テストビームラインでのビームダイナミクスについて報告する。

 
TPMGA14 偏光高速切り替え用バンプスイッチングシステムの現状 563
 
  • S. Matsuba
    広島大学
  • K. Harada, Y. Kobayashi, T. Obina, S. Nagahashi, T. Miyajima, R. Takai, M. Shimada
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEK-PF BL-16では、放射光の偏光特性に依存する物性の検出を目的とし、偏 光の切り替えとロックイン技術を組み合わせた実験が検討されている。偏光切り 替えのために2 台のAPPLE-Ⅱ型アンジュレータと5台のバンプ電磁石が用意されて おり、アンジュレータを直列に並べて、各々のアンジュレータ内での電子軌道を 交互に傾けることにより、高速偏光切り替えを実現する。電磁石5台とアンジュ レータ1台は2008年3月にインストールされ、現在に至るまでマシンスタディが行 われている。バンプのスイッチングは70Hz程度まで達成できているが、スイッチ ング中の軌道の変動が大きく、その抑制が現在の課題である。今回の発表は最新 のマシンスタディを中心にバンプシステムの現状を報告する。

 
FRATA01 ビーム物理研究用プラズマトラップシステム“S-POD”の開発 1167
 
  • R. Takai
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

重心系で観測した加速器中の荷電粒子ビームは、実験室系で捕獲された単一種の非中性プラズマとほぼ等価な集団運動を示す。この事実を利用すれば、小型で安価なプラズマトラップを駆使することにより、大強度ビームや低エミッタンスビームで顕在化する複雑な非線形集団現象(空間電荷効果)を、系統的かつ実験的に研究できる可能性がある。このような「非中性プラズマによるビーム物理研究」を念頭に開発した実験システムが“S-POD(Simulator for Particle Orbit Dynamics)”である。講演では、この斬新な実験コンセプトを中心に、システム構成の詳細、最新の実験結果、今後の展開などについて述べる。 奨励賞