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Suzuki, T.

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WPCEA05 KEK電解研磨設備の開発(2) 162
 
  • K. Ueno, Y. Funahashi, M. Sawabe, H. Hayano, T. Saeki
    高エネルギー加速器研究機構
  • T. Suzuki
    株式会社野村鍍金
 
 

超伝導空洞製造上、電解研磨(EP)工程は空洞表面処理をするため必須かつ重要工程である。国際リニアコライダー(ILC)用高電界の空洞製造技術開発の目的から、高エネルギー加速器研究機構(KEK)のSTF棟内に、電解研磨設備(EP設備)建設を行い、平成20年3月から運用している。ILC空洞のEP処理を進めながら、平成20年度にEP処理の前、後工程として必要な処理設備を準備した。EP処理前工程として、プレEP処理、EP処理直後のフレッシュEP処理、リンス(過酸化水素水、エタノール、及び脱脂剤)処理、及び空洞組立前のフランジCP処理工程である。また本設備の状態の可視化の一環として、高圧超純水洗浄装置内の超純水に含まれる微粒子の計測など、使用状態の可視化に取り組んだ。 本報告において、KEKのEP処理工程の前、後処理工程設備の現状について概要を述べる。

 
WPBDA36 早稲田大学Cs-TeフォトカソードRF電子銃を用いたマルチバンチ電子ビーム生成システムの開発 198
 
  • T. Suzuki, K. Sakaue, J. Yokose, Y. Yokoyama, M. Washio
    早稲田大学理工学研究所
  • J. Urakawa, T. Takatomi, N. Terunuma, H. Hayano
    高エネルギー加速器研究機構
  • S. Kashiwagi
    大阪大学 産業科学研究所
  • R. Kuroda
    産業技術総合研究所
 
 

早稲田大学ではフォトカソードRF電子銃を用いた高品質電子ビームの生成とその応用研究としてパルスラジオリシス実験および逆コンプトン散乱を用いた軟X 線生成実験を行っている。2007年度にこれまで使用されていたCu カソードに代えて高量子効率を持つCs-Te カソードの導入を行い、シングルバンチ運転における高電荷量ビームの長時間安定生成を達成している。現在、マルチバンチ電子ビームの生成にむけ、カソード照射用マルチパルスUVレーザー生成システムの構築を行うとともにバンチ毎のビームパラメータ測定が可能なマルチバンチ電子ビーム診断システムの設計・構築を行っている。また、バンチトレイン内のエネルギー差に関しては、RF振幅変調法によって補正することを予定している。本講演ではCs-TeフォトカソードRF電子銃を用いたマルチバンチ電子ビーム生成システム開発の成果と今後の展望について報告する。

 
TPOPA29 早稲田大学RF電子銃加速器システムの現状と今後の展望 592
 
  • K. Sakaue, T. Aoki, R. Betto, Y. Hosaka, T. Suzuki, M. Washio, J. Yokose, Y. Yokoyama
    早稲田大学 理工学研究所
  • H. Hayano, N. Terunuma, J. Urakawa
    高エネルギー加速器研究機構
  • S. Kashiwagi
    大阪大学 産業科学研究所
  • R. Kuroda
    産業技術総合研究所
 
 

早稲田大学ではRF電子銃をベースとした小型加速器システムを喜久井町キャンパス内に設置し、電子ビームの高品質化研究及びそれを用いた応用研究を行っている。 電子ビームの高品質化研究としては、RF電子銃の改良及びCs-Teカソードの採用によりマルチバンチ生成による電子ビームの大電流化・シングルバンチ運転におけるバンチの高輝度化が可能となり、現在開発を進行中である。 一方応用研究として行っている放射線反応解析ツールとしてのパルスラジオリシス実験や逆コンプトン散乱による軟X線生成実験においても上記RF電子銃の入れ替えによる一定の効果が得られており、更なるビームの高強度化によってより幅の広い応用研究が見込まれている。 本講演では、早稲田大学RF電子銃加速器の現状と今後の展望について報告する。