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Shimizu, H.

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WPBDA22 KEK-ATF ダンピングリングにおける Laser-Wire システムによる Beam Size 及び Emittance 測定とその改良 281
 
  • H. Shimizu, S. Araki, Y. Honda, N. Terunuma, J. Urakawa
    高エネルギー加速器研究機構
  • K. Sakaue
    早稲田大学
 
 

夏季運転停止前までの運転において、エミッタンスチューニングとレーザーワイヤー による測定を繰り返し行った結果として、安定して10pm 以下のエミッタンスが達成 されている事を確認した。しかしシステムの抱える課題として、分解能の向上と計測 時間の短縮化が挙げられる。分解能向上に関しては、以前から提唱されており且つ 測定実績のある干渉モードでの測定への移行を予定している。干渉モード測定では 基本モードでの測定に比して、共振器内部に蓄積されるレーザー強度が6割程度以下 に減少するため、それに伴う信号量の低下を引き起こす。この問題と計測時間の短縮化 を同時に克服する手段として、現在ファイバーアンプシステムを使った改良を計画中である。 今回はこの改良作業に関しての報告を行う。

 
WPLSA19 周回発振型光蓄積装置によるレーザーコンプトン光源用レーザー標的の提案 341
 
  • Y. Honda, H. Shimizu, J. Urakawa, T. Omori
    高エネルギー加速器研究機構
  • K. Sakaue
    早稲田大学
  • N. Sasao
    岡山大学
 
 

レーザーコンプトン方式による光源の開発が行われているが、平均輝度においては課題が多い。加速器を連続運転すると同時に、レーザーについても高強度で準連続なビームを実現出来れば、平均輝度を稼ぐことが出来る。光共振器を用いて市販のレーザー光源からの光を蓄積し高強度レーザーを得る方式が開発されてきたが、高増大率化に従って共鳴幅が狭くなるため、制御の安定性において技術的な限界に達しつつある。光共振器をレーザー増幅器と組み合わせて自己発振状態にすることでこの技術的課題が解決し、高増大率の光蓄積を安定に実現できることを示す。

 
TOLSB03 KEK-ATFにおけるILC偏極陽電子源の為の光蓄積共振器を用いた高輝度ガンマ線生成実験I 727
 
  • S. Miyoshi, T. Akagi, Y. Ushio, M. Kuriki, T. Takahashi
    広島大学 大学院先端物質科学研究科
  • S. Araki, J. Urakawa, T. Omori, T. Okugi, H. Shimizu, N. Terunuma, Y. Funahashi, Y. Honda
    高エネルギー加速器研究機構
  • K. Sakaue, T. Hirose, M. Washio
    早稲田大学 理工学研究所
  • G. Pei, X. Li
    Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Sciences
 
 

ILCの為のレーザーコンプトンによる偏極陽電子源開発の一環として, レーザーと低エミッタンス電子ビームの散乱による高輝度ガンマ線を生成実験を行っている. KEK-ATFの電子蓄積リングにインストールされた増大率250倍の光蓄積共振器に, 近赤外モードロックレーザーを蓄積・増幅しガンマ線の生成の向上を目指している. 現在までに光蓄積共振器の共鳴維持及び, レーザーパルスと電子ビームバンチのタイミング同期が可能となり, 約1E8/secのガンマ線生成に成功している. 本講演では実験セットアップ・光共振器の共鳴維持について報告する. 実験結果については, 「KEK-ATFにおけるILC偏極陽電子源の為の光蓄積共振器を用いた高輝度ガンマ線生成実験II」で報告する.

 
TOLSB04 KEK-ATFにおけるILC偏極陽電子源の為の光蓄積共振器を用いた高輝度ガンマ線生成実験II 730
 
  • T. Akagi, Y. Ushio, M. Kuriki, T. Takahashi, S. Miyoshi
    広島大学 大学院先端物質科学研究科
  • S. Araki, J. Urakawa, T. Omori, T. Okugi, H. Shimizu, N. Terunuma, Y. Funahashi, Y. Honda
    高エネルギー加速器研究機構
  • K. Sakaue, T. Hirose, M. Washio
    早稲田大学 理工学研究所
  • G. Pei, X. Li
    Institute of High Energy Physics, Chinese Academy of Sciences
 
 

ILCの為のレーザーコンプトンによる偏極陽電子源開発の一環として、レーザーと低エミッタンス電子ビームの散乱による高輝度ガンマ線の生成実験を行っている。KEK-ATFの電子蓄積リングにインストールされた増大率250倍の光蓄積共振器に、近赤外モードロックレーザーを蓄積・増幅しガンマ線の生成の向上を目指している。現在までに光蓄積共振器の共鳴維持及び、レーザーパルスと電子ビームバンチのタイミング同期が可能となり、約1E8/secのガンマ線生成に成功している。本講演では実験データの解析結果について報告する。

 
FOBTB02 VCN-SANSのためのパルス極冷中性子集束用磁気レンズの開発 1129
 
  • M. Yamada, Y. Iwashita, M. Ichikawa, T. Sugimoto, H. Tongu, H. Fujisawa, I. Kazama
    京都大学化学研究所
  • H. Shimizu, N. Yamada, T. Ino, K. Mishima, K. Taketani, T. Yoshioka, S. Muto
    高エネルギー加速器研究機構
  • T. Oku, J. Suzuki
    日本原子力研究開発機構
  • K. Hirota
    理化学研究所
  • S. Kennedy
    Bragg Institute, ANSTO
  • P. Geltenbort, B. Guerald, G. Manzin, K. Andersen
    Institut Laue-Langevin
 
 

現在永久磁石を用いたパルス中性子集束用強度変調型6極磁石(rot-PMSx)を開発している。これをパルス中性子ビームに適応するとビーム強度の向上や空間分解能の向上、極小角散乱の最小散乱角の範囲拡大といった効果があり、より効率的な散乱実験が可能となる。2008年6月、ILLの極冷中性子(VCN)ビームラインにて磁場強度半固定での集束実験を行い、ド・ブロイ波長が40Åの中性子に対して約50cmの焦点距離を持ちおよそ設計通りの集束力が実証された。2009年6月には同ビームラインにて、中性子ビームのパルスにrot-PMSxの磁場強度変調を同期させ、有限のエネルギー幅を持つパルス中性子ビームに対する色収差を抑えた集束性能を実証するための実験を行う。また、VCNに対してコンパクトに集束できることを生かし、VCN-SANSの有用性を示すため数種のサンプルに対してSANSを行うのでそれらの結果を発表する。