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Shimada, M.

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WPLSA02 コンパクトERLのための主加速空洞RF振幅位相と入射タイミングの許容誤差の研究 109
 
  • N. Nakamura
    東京大学物性研究所
  • T. Miyajima, M. Shimada, Y. Kobayashi, S. Sakanaka
    高エネルギー加速器研究機構
  • R. Hajima
    日本原子力研究開発機構
 
 

次世代放射光源であるエネルギー回収型ライナック(ERL)では、既存の放射光源に比べてバンチ長が短く、最小で100fs以下になる。従って、構成機器やバンチのタイミング制御に対して高い精度が要求されるものと予想できる。本研究では、コンパクトERLにおける主超伝導加速空洞の振幅と位相の誤差、及び入射器からのバンチ入射タイミングの誤差がバンチタイミングやバンチ圧縮に及ぼす影響をビームのシミュレーションで評価し、それらの許容誤差と要求される精度を明らかにする。

 
WPLSA07 cERL入射器テストビームラインでのビームダイナミクス 326
 
  • T. Miyajima, Y. Honda, M. Yamamoto, T. Muto, T. Uchiyama, K. Satoh, S. Matsuba, S. Nozawa, M. Tobiyama, T. Mitsuhashi, R. Takai, T. Takahashi, T. Ozaki, A. Ueda, S. Nagahashi, M. Shimada, K. Haga, T. Honda, S. Sakanaka, Y. Kobayashi
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEK, JAEA を中心とした大学・研究機関によって、エネルギー回収型リニアック(ERL)の実証機としてcompact ERL(cERL)計画が進められている。ERL実証機建設に先立ち、cERL用のフォトカソード DC 電子銃システム、および入射器ビームラインをテストするための施設として、KEKのAR南棟実験室において、cERL入射器テストビームラインの建設が開始されている。このビームラインは、フォトカソード DC 電子銃、ソレノイド電磁石、バンチャー空洞、ビーム診断ライン、そしてビームダンプから構成される。機器の配置は、周回部にある主加速空洞に繋がる合流部下流において、エミッタンスおよびバンチ長の両方が最小になるように最適化されている。本発表では、入射器テストビームラインでのビームダイナミクスについて報告する。

 
WPLSA03 コンパクトERLのラティス設計 359
 
  • M. Shimada, Y. Kobayashi
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEKの将来計画のひとつとして掲げられている5GeV-ERLの試験機として、コンパクトERLの建設が進められている。限られた予算・敷地で最大のパフォーマンスを得るために、2-loopのデザインを採用した。2回の加速とエネルギー回収を同じ線形加速器で効率よく行い、内側と外側ループのエネルギー比の変化に対応できるオプティクスを設計した。また、バンチ圧縮やCSR wakeの影響についてシミュレーションを行い、その結果を報告する。

 
TPMGA14 偏光高速切り替え用バンプスイッチングシステムの現状 563
 
  • S. Matsuba
    広島大学
  • K. Harada, Y. Kobayashi, T. Obina, S. Nagahashi, T. Miyajima, R. Takai, M. Shimada
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEK-PF BL-16では、放射光の偏光特性に依存する物性の検出を目的とし、偏 光の切り替えとロックイン技術を組み合わせた実験が検討されている。偏光切り 替えのために2 台のAPPLE-Ⅱ型アンジュレータと5台のバンプ電磁石が用意されて おり、アンジュレータを直列に並べて、各々のアンジュレータ内での電子軌道を 交互に傾けることにより、高速偏光切り替えを実現する。電磁石5台とアンジュ レータ1台は2008年3月にインストールされ、現在に至るまでマシンスタディが行 われている。バンプのスイッチングは70Hz程度まで達成できているが、スイッチ ング中の軌道の変動が大きく、その抑制が現在の課題である。今回の発表は最新 のマシンスタディを中心にバンプシステムの現状を報告する。