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Semba, T.

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WPLSA13 SAGA-LSにおける超伝導ウィグラーの設計検討 112
 
  • S. Koda, Y. Iwasaki, Y. Takabayashi, T. Kaneyasu
    九州シンクロトロン光研究センター
  • T. Semba, Y. Murata, M. Abe
    日立製作所
 
 

 放射光施設SAGA-LSでは、より高エネルギーのX線ニーズに応えるため蓄積リング 長直線部LS2に超伝導ウィグラーを設置する計画を進めている。磁場強度は4T、1.4GeV蓄積電子ビームに対し臨界エネルギーは5.2keVである(ビームラインは分光範囲4.2~37keVで計画)。単極型ウィグラーでメインポールを超伝導マグネット、サイドポールを常伝導とするハイブリッド構成である。  設計にあたり特に運用上の安定性、保守性が重要な課題となった。SAGA-LSでは経費、立地の点で液体ヘリウム供給に大きな課題があり、大量に液体ヘリウムを使用するウィグラーは実用上維持が困難であった。そのため超伝導コイルの冷却はMRI等で実績のある小型GM冷凍機による直冷式とし、定常運転時に冷媒を必要としない構成とした。現在、製作仕様決定のための検討を進めている。本発表では設計の最新状況を報告する。