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Ogiwara, N.

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FRVAA05 J-PARC RCS用ピラニ真空計 983
 
  • Y. Hikichi, N. Ogiwara
    日本原子力研究開発機構
 
 

J-PARC RCS真空システムにおいてTMPの背圧を監視するためにピラニ真空計を採用している。 ところで本真空計は測定子にタングステンフィラメント使用しているが0.1Pa程度で長時間使用すると酸化等による感度変化が起こることが判明した。そこでフィラメント材の見直しとしてタングステン線に換えて酸化しにくい白金線を用いた測定子を開発することとした。 開発するにあたって ①TMPの制御に使用していること、なおかつ保守時の放射線被爆の低減から、フィラメントが断線しにくいこと。 ②定電流方式で運転している条件から、出力変化がある程度大きいほうが細かい圧力変化を読み取ることが出来るため、フィラメントの抵抗を大きくする必要があること。 以上の条件を満たすために、太くて短い白金線を直列につなぐことで、十分な強度と抵抗を確保することが出来た。 開発した測定子とその評価の詳細は当日報告する。

 
FRVAA06 耐放性TMPの磁場による渦電流損の評価 986
 
  • K. Kanazawa, Y. Takiyama, T. Yanagibashi, N. Ogiwara
    日本原子力研究開発機構
 
 

1. はじめに 前回の実験より、TMPはロータ軸に直交な方向の磁場が作用すると、ロータ温度がほぼ一定である場合、渦電流損は磁場強度の2乗に比例し、また、回転周波数の平方根に比例することが評価式で説明できた。そこで我々は、耐放性TMPを評価するため、均一な磁場下で実験しうる磁場発生装置を準備した。今回は、耐放性TMPのロータ軸に直交な方向の磁場が作用したときの渦電流損の特性曲線をつくる。 2. 実験 定常回転する耐放性TMPのロータ軸に直交な方向より磁場が作用したとき、その定常回転を維持するために加えられる駆動電力を渦電流損として測定する。駆動電力は、クランプ式電力計を用いて測定する。 3. 結果 前回の実験結果と今回の実験結果を合わせて、耐放性TMPのロータ軸に直交な方向の磁場が作用したときの渦電流損の特性曲線をつくることができた。