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Niki, K.

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FPACA62 多層チョッパーの開発 1114
 
  • M. Okada, K. Niki, S. Arai, I. Katayama
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

TRIACでは12C(α,γ)実験の為のプリバンチシステムを製作している。このシステムは 2~4MHzで周波数可変な2Gap型バンチャーと多層チョッパーで構成されている。 チョッパーは平行電極にパルスで電圧を印加するタイプを考えている。このタイプでは チョッピングの切れを良くする為には電極の長さはなるべく短い方が良い。しかし、電極 が短くなるとその分印加する電圧を高くする必要があるし、電極の長さに比べて電極間の ギャップが大きい場合漏れ電場が大きくなってしまい結局切れが悪くなる。そこで、電圧 を印加する電極とグランド電極を交互に重ねて多層化することで印加電圧を下げ、かつ漏 れ電場を減らす構造にすることにした。 今回、多層チョッパーのテストモデルを作成し、動作テストを行ったのでそれを報告す る。

 
FPACA63 TRIACでの2-4MHzプリバンチシステムの設計 1117
 
  • K. Niki, H. Ishiyama, M. Okada, H. Miyatake, Y. Watanabe
    高エネルギー加速器研究機構
  • S. Arai
    理化学研究所
  • H. Makii
    日本原子力研究開発機構
 
 

TRIAC(Tokai Radioactive Ion Accelerator Complex)で予定されている12C(alpha,gamma)実験の為には250ns~500nsの間隔で10ns程度にバンチした高強度αパルスビームが必要である。TRIACの加速器はイオン源からの2keV/uのビームを26MHzのSCRFQで加速するため、バンチ間隔は約38nsとなる。実験からの要請で250ns以上のバンチ間隔にするためSCRFQの前段に2~4MHzの周波数可変のプリバンチャーとチョッパーを設置したシステムを構築する。このプリバンチャーには3つの周波数を合成したRF電圧をかけ、2ギャップを通過した後に得られるバンチング電場が擬似鋸歯状波となるように設計している。本報告ではこのシステムの基本設計及び2ギャップバンチャーとSCRFQのビームシュミレーション の結果等について述べる。

 
WPBTA02 ステアリング電磁石を用いたJ-PARC MRのβ関数測定 301
 
  • J. Takano, T. Koseki, K. Niki, T. Toyama, S. Yamada
    高エネルギー加速器研究機構 加速器研究施設
  • S. Hatakeyama
    三菱電機システムサービス株式会社
 
 

 J-PARC Main Ring(MR)には186台の水平および垂直方向のBPMがあり、各BPMの位置にステアリング電磁石が水平方向に93台、垂直方向に92台設置されている。これらの機器を用いてMRのβ関数を測定した。 測定方法として当初は1ヶ所のBPMに対しプラスキック、マイナスキックおよびキック無しの3ショットのビームを必要としていた。また、ステアリング設定の時間も考慮すると1ヶ所のβ関数測定に対し約10分の時間が必要であった。この方法ではリング一周のβ関数を測定するためには555ショット、時間にして92.5時間必要となる。  そこで今回新たに1ショットで32ヵ所のβ関数を測定できるプログラムを開発した。これによって12ショット、時間にして1時間で全周のβ関数を測定することが可能となった。以上のプログラムの改良点およびβ関数の測定結果について発表する。