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Miyauchi, H.

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TPOPA06 PFおよびPF-AR加速器の現状 681
 
  • H. Miyauchi
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

(1)PFリングの運転状況 PFリングは、入射器の3リング同時入射の成功に伴い、今秋から予定されていたTop-Up多バンチ・ユーザ運転を前倒しで行っている。通常ユーザ運転時の蓄積電流値は、繰り返し0.5Hzの入射で450mA±0.05mAに維持されている。1日2回のPF-AR入射時は、およそ15分程度の中断となるものの、多バンチ運転時は2~3mA程度の電流減少ですみ、PF-AR入射終了後は繰り返し0.5Hzのままで450mAまで回復させている。 (2)PF-ARの運転状況 PF-ARは、概ね順調に運転されている。SIP(Sputter Ion Pump)の増設により、平均真空度が増強前に比べて10%ほど良くなったことに伴い、ビーム寿命が10%ほど改善された。その結果、現在では蓄積電流値とビーム寿命の積が約80 A・ minになるとともに、寿命急落現象の頻度が減ってきている。