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Mahmoud, A.

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WPLSA08 テーブルトップTHz FEL増幅装置の数値シミュレーション 186
 
  • K. Higashimura, S. Ueda, K. Yoshida, R. Kinjo, A. Mahmoud, T. Sonobe, T. Kii, K. Masuda, H. Ohgaki
    京都大学エネルギー理工学研究所
 
 

京都大学エネルギー理工学研究所では波長可変THzパラメトリック発生器をシード光源とし、光陰極型高周波電子銃を用いたテーブルトップTHz FELシステムの実現にむけて研究を行っている。電子ビームミクロパルス特性とシード光に対するFEL出力の依存性を粒子シミュレーションコードParmela並びに3次元FELゲインシミュレーションコードGENESIS1.3を用いて計算している。短パルス電子ビームを、長波長FELで用いる場合には、FEL増幅が飽和に達する前に電子がFELよりslipして相互作用を起こさなくなる現象が計算より確認された。FELが飽和しないため、電子ビームの不安定性やシード光の不安定性に対してFELを安定した出力で発振できるように装置を設計する必要がある。本会ではFEL出力安定化用の対策として、発振に適したシステム設計と電子ビームに関する考察についても発表を行う予定である。