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Kusano, S.

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TPCOA12 KEKB と PF の 3 リング同時トップアップ運転のための広域・高速制御機構とビーム運転 511
 
  • K. Furukawa, E. Kadokura, K. Mikawa, T. Nakamura, M. Satoh, T. Suwada
    高エネルギー加速器研究機構
  • A. Kazakov
    総合研究大学院大学
  • T. Kudou, S. Kusano, T. Nakamura
    三菱電機システムサービス
 
 

KEKの8-GeV電子入射器はKEKBとPFの3つのリング加速器に特性の異なる電子や陽電子ビームを供給しており、それぞれ同時にトップアップ運転が可能となるように、入射器の改造を進めてきた。2008年秋にはほとんどの装置が整い、通常運転にそれぞれの装置を用いてビーム試験が進められた後に、2009年4月からは実際に同時トップアップ運転が行うことに成功した。この運転を実現するためには、広範囲に分散している数百の装置のうち百を越える装置の運転パラメータを20ミリ秒以内に確実に制御してビームモードを確立し、500を越える観測情報をビームモードを認識した上で収集する必要があった。この広域・高速制御機構を用いて、エネルギーで3倍以上、電荷で100倍以上異なるビームを扱う困難も克服した。このような新しいビーム制御機構はSuperKEKBを含めた今後の加速器においても有効に利用されると思われる。

 
TPCOA26 WindowsオシロスコープベースEPICS IOCを用いた高速BPMデータ収集システムの開発 714
 
  • M. Satoh, T. Suwada, K. Furukawa
    高エネルギー加速器研究機構
  • Y. Hu
    Brookhaven National Laboratory
  • T. Kudou, S. Kusano
    三菱電機システムサービス
 
 

KEK電子陽電子入射器(以下、入射器)では、4つのリング(KEKB電子/陽電子、PF, PF-AR)へ異なる品質のビームを供給している。今年度より、下流リングに於ける実験効率向上のため、KEKB電子/陽電子及びPFの3リングへ、同時にTop-up入射を実現している。本運転方式では、入射器の最大ビーム繰り返しである50 Hz(20 ms間隔)毎に異なるリングへのビーム入射をおこなっている。このため、長期間安定なビーム運転をおこなうためには、50 Hzすべてのビーム位置計測が不可欠となる。これらの要請から、Windows搭載型デジタルオシロスコープを用いた高速なビーム位置モニタ用データ収集系(以下、BPM-DAQ)を構築し、運用を開始している。本学会では、高速BPM-DAQシステムの構成及び性能評価の結果について報告する。

 
FOCEB02 500m長KEK電子陽電子入射器におけるアライメント 1159
 
  • M. Satoh, T. Suwada, E. Kadokura, K. Furukawa
    高エネルギー加速器研究機構 加速器研究施設
  • T. Kudou, S. Kusano, Y. Mizukawa, K. Hisazumi
    三菱電気システムサービス
 
 

KEK電子陽電子入射器(以下、入射器)では、加速器本体のアライメントシステムの再構築を計画している。入射器のアライメントシステムは、1995年のKEKB改造時に再構築され精力的に測定されたが、1998年6月を最後に行われていない。これは、測定の簡便性に欠けることやシステムの老朽化が主な理由である。次期計画であるSuper-KEKBに向けた入射器の高度化に伴い、アライメントの重要性が再認識された。本学会では、アライメントシステムの概要について報告する。

 
TPCOA24 KEK Linac におけるイベントタイミングシステム 472
 
  • S. Kusano, T. Kudou
    三菱電機システムサービス株式会社
  • K. Furukawa, M. Satoh
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEK Linac では、2006年より4つのリングへの同時入射に向けたビームラインの改造、ビーム開発、各種ソフトウェアの試験・開発を進めている。2008年秋にはほとんどの機器を置き換え、また同時入射に向けた試験を行った。2009年4月からは、実際に高速ビーム切り換えによる3つのリング(KEKB e-/e+, PF-Ring)への同時入射を行うことに成功している。本稿では、高速ビーム切り換えに必要とされていたEvent Generator/Receiverを用いたイベントタイミングシステムの導入について詳細を報告する。

 
TPCOA23 KEK LinacにおけるEvent System用ユーザーインターフェイスの開発 478
 
  • T. Kudou, S. Kusano
    三菱電機システムサービス株式会社
  • K. Furukawa, M. Satoh
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEK電子陽電子入射器(以下、入射器)では、2006年より、3つの異なるリング(KEKB 8 GeV電子/3.5 GeV陽電子及びPF 2.5 GeV 電子)へTop-up入射を行う事を目的とした入射器アップグレードを進めてきた。本アップグレードでは、入射器の最大ビーム繰り返し50 Hz(20 ms間隔)毎に異なるタイミング信号を生成し、現場の制御機器へ供給することが不可欠となる。このため、Event Generator/Receiverを用いた新タイミングシステム(Event System)の開発・導入を行っており、2009年4月以降、日常ビーム運転での使用を開始した。これに伴い、運転に必要とされる様々なEvent System用ユーザーインターフェイスの開発も行ってきた。本稿では、これらEvent System用ユーザーインターフェイスの現状について詳述する。