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WOOPE03 | コンパクトERL建設の進捗状況 | 66 |
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高エネルギー加速器研究機構は、エネルギー回収型リニアック(ERL)に基づく次世代放射光源を将来計画と位置付け、その実現に向けたR&Dを行うべくコンパクトERL建設へ向けて具体的な作業を開始した。ERLで最も重要な装置は、超高輝度の電子ビームを発生できるフォトカソードDC電子銃と、大電流のビームを高電界で加速できる超伝導空洞である。ERL計画推進チームでは、これらの装置を開発しつつ、コンパクトERLを設置する予定の東カウンターホール(旧陽子シンクロトロン実験室)の改修、インフラの増強、ヘリウム冷凍機の整備を行っている。 本学会では、コンパクトERLの進捗状況と今後の予定について報告する。 |
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WPLSA04 | ERL電子銃励起用リニアキャビティ型Ybファイバーレーザーオシレータの開発 | 124 |
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ERLでは光陰極電子銃からの電子ビームの特性が光の特性や品質に直結するため、光陰極励起用レーザーとして高安定性、高出力が期待できるYbファイバーレーザーを採用する予定である。超伝導加速空洞のRF周波数が1.3GHzであるため、我々はYbファイバーレーザーで1.3GHzの繰返し周波数を実現することを目標としていくつかの異なるタイプのオシレータを開発している。その1つとしてSESAM (半導体可飽和吸収鏡)を用いてモードロックを行う直線型のオシレータがある。このオシレータでは励起光を透過しレーザー光を反射するダイクロイックミラーと、光の強度が高いと反射率が高くなるSESAMを、それぞれYbファイバーの両端に取り付けた直線型のリニアキャビティに励起光を入射し、Ybファイバーレーザーの発振光を閉じ込めてモード同期を行う。本発表ではオシレータとその特性について報告する。 |
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ERL放射光源用電子銃のためのフォトカソード開発 | ||
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次世代放射光源であるERL計画が進められている。このERL放射光源の実現には、超低エミッタンスかつ大電流の高輝度電子源が必要不可欠である。これを満たす電子源カソード材料として現在、NEA(負の電子親和性: Negative Electron Affinity)表面を持つ半導体光陰極(フォトカソード)が有望とされている。また、この高輝度電子源の実現には、フォトカソード開発と電子銃開発が車の両輪となって最大限に機能しなければならない。特に初期エミッタンスや大電流を発生させるのに重要な役割を果たすのがフォトカソード研究であり、大電流化に対して量子効率が高いものが必要となる。本発表では、超低エミッタンスかつ高量子効率を有するフォトカソードの開発に焦点を絞って報告する。 |
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FPPSA08 | KEKにおけるERL放射光源用500kV電子銃の開発計画 | 860 |
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ERL実証機となるコンパクトERL(cERL)の建設準備がKEK東カウンターホールにて進められている。cERL早期運転実現のため、開発要素の多い電子銃部については実機開発の他、バックアップおよびR&D機としてJAEAおよびKEKそれぞれにおいて同時に開発を進めることとなった。現在JAEAで先行して立上げが行われている1号機に対し、今後KEKにて立上げる2号機では、1号機との互換性を持たせつつも、①透過型光陰極の採用、②光陰極複数同時活性化およびその保存機能をもつ準備システムの開発、③電子銃の極高真空化のための真空系および600kV絶縁セラミック管の開発・改良に力点をおき現在、設計を進めている。 |