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Kawaguchi, T.

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WOMGA02 高温超電導スキャニング磁石の交流損失測定 416
 
  • K. Hatanaka, J. Nakagawa, M. Fukuda, T. Yorita, T. Saito
    大阪大学核物理研究センター
  • Y. Sakemi
    東北大学サイクロトロンRIセンター
  • K. Noda
    放射線医学総合研究所
  • T. Kawaguchi
    KTサイエンス
 
 

高温超電導線材(Bi-2223)を利用してスキャニング用コイルを製作した。二次元(x、y)方向のスキャニングコイルをビーム軸上同位置に設置し、装置の小型化を目指した。真空、冷却テストの後、x、y方向各対コイルの臨界電流を測定した。直流励磁で軸上に生成される磁場を測定し、計算値との比較を行った。コイル1台の交流損失を30Hz、59Hz、77Kで行った。1周期当りの損失は周波数によらず、励磁電流に対し3乗の依存性を示す。コイル組立後、周波数10、15、20Hzでの交流励磁を行い、コイルの交流損失を測定した。励磁電流に対しは2.4乗の依存性が得られた。モデル計算では、いずれの場合にも励磁電流の2乗に比例する渦電流損失が予測されていたが、測定結果は高温超電導材のヒステリシス損失が大きいことを示している。