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Izawa, K.

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WPBDA09 ビーム力学研究用イオントラップによる共鳴不安定性の実験的研究 121
 
  • S. Ohtsubo, M. Fujioka, H. Higaki, K. Ito, K. Izawa, M. Kuriki, H. Okamoto, K. Tanaka
    広島大学 大学院先端物質科学研究科
 
 

 加速器中を伝搬する荷電粒子ビームの運動と線形ポールトラップに閉じ込めたイオンプラズマの運動は空間電荷効果を考慮しても物理的にほぼ等価である。そこで、イオントラップに閉じ込めたイオンプラズマを用い、大強度ビームの共鳴不安定性について実験的に研究している。  トラップ中のアルゴンプラズマに与える集束力を変えながら、イオン数の測定を行った。その結果、コヒーレント振動のチューンが半整数に近づくと共鳴が発生し、ビーム(プラズマ)は不安定化することを確認した。この不安定領域はトラップに蓄積したイオン数に依存しシフトする。MCPとCCDカメラなどを用いた分布計測などに基づいて、クーロン場によるコヒーレント振動のディチューニングとプラズマ密度の関係を求めた。

 
FPPSA07 ナノイオンビームに向けたクーロン結晶の射出実験 857
 
  • K. Izawa, K. Ito, H. Higaki, H. Okamoto
    広島大学 大学院先端物質科学研究科
 
 

イオントラップ中に捕捉したイオン群にレーザー冷却法を適用して極低温にまで冷却するとクーロン結晶化する.この状態のエミッタンスは量子的な揺らぎを無視すればゼロとなる.従って,クーロン結晶状態を維持したままイオン群をトラップから取り出すことが出来れば,極めて低エミッタンスのビーム源となる.特に紐状のクーロン結晶の場合にはナノメータオーダーのビーム径,等間隔に並んだ結晶構造,そして非常に小さなビーム拡がりを有する”ナノイオンビーム”となる.  本発表では線形ポールトラップ中で生成したクーロン結晶の射出実験について報告する.