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Hori, Y.

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WPBDA07 カーボングラファイトリボンを用いた2次電子放出型ビームプロファイルモニター 347
 
  • Y. Hashimoto, S. Muto, T. Toyama, D. Arakawa, M. Uota, Y. Saito, M. Shirakata, Y. Hori, J. Odagiri, Y. Yamanoi
    高エネルギー加速器研究機構
  • D. Ohsawa
    京都大学
  • S. Ohya
    宇部興産
  • T. Morimoto
    森本技研
  • M. Mitani
    Minotos Engineering
 
 

2次電子放出ターゲットに,1.6 μm 厚の高い耐熱性をもつカーボングラファイトリボンを用いたビームプロファイルモニターを開発した.このモニターは,J-PARC 3-50 BT及びMR入射点にインストールされ,MRへのシングルパスの3GeV 陽子ビームのバンチ毎のビームプロファイルを検出する.バンチあたり4e13 陽子であるため(デザイン値),高い耐熱性が要求されると同時に,ターゲット物質でのビームロスを極力低減しなければならない.また,ビームテールの部分を感度良く計測したい.このような理由から,ターゲットに,グラファイト化したカーボン(Z=6)をリボン化して用いた. 標準的なターゲットは,リボン(サイズ:幅2または3 mm×長さ200 mm)をアルミナフレームに32 ch並べたものである. 本報告では,カーボングラファイトターゲットの基本特性とビーム計測結果を報告する.

 
WPBDA08 J-PARC 50 GeV PSにおけるビームエクスティンクションの測定 356
 
  • K. Yoshimura, Y. Hashimoto, Y. Hori, Y. Igarashi, S. Mihara, H. Nishiguchi, Y. Sato, M. Shimamoto, Y. Takeda, M. Uota
    高エネルギー加速器研究機構
  • M. Aoki, N. Nakadozono, T. Tachimoto
    大阪大学
 
 

ビームエクスティンクションとは、ビームパルス間に残存する粒子のメインビームに対する相対量である。J-PARC 50 GeV PSにおいて提案されている、ミューオン電子転換過程探索実験 (COMET)にとって、エクスティンクションはもっとも重要なパラメータの一つであり、10^-9レベルの低い値が要求されている。今回、J-PARC 50 GeVビームのエクスティンクションを測定するため、ビームのパルス時間構造を高感度に測定できるビームモニタを開発し、J-PARC MRアボートダンプに向けて取り出されたビームをモニタすることによりエクスティンクションを測定することに成功したので、その結果を報告する。

 
TPOPA15 中部シンクロトロン光利用施設(仮称)計画のための光源加速器の検討 644
 
  • N. Yamamoto, Y. Takashima, M. Hosaka, H. Morimoto, K. Takami
    名古屋大学 小型シンクロトロン光研究センター
  • Y. Hori
    高エネルギー加速器研究機構
  • S. Sasaki
    高輝度光科学研究センター
  • S. Koda
    九州シンクロトロン光研究センター
  • M. Katoh
    自然科学研究機構 分子科学研究所 極端紫外光研究施設
 
 

中部シンクロトロン光利用施設(仮称)は,愛知県が進めている「知の拠点」計画において,高度な計測・分析を担う地域の共同利用施設として期待されており,産・学・行政が連携して実現にむけた活動を行っている. 本施設の中心となる光源加速器は エネルギー 1.2 GeV の蓄積リング、フルエネルギー入射可能なブースターシンクロトロン、50 MeVの線形加速器から成る。蓄積リングとブースターの周長はそれぞれ 72 m と 48 m でありブースターを蓄積リングの内側に配置し、さらにブースターの内側に線形加速器を配置する。 当センターでは平成24年度の施設供用開始を目指し活動しており、今年度特に光源部門においては昨年度までの検討で得られた加速器設計の最終的な調整・確認作業を行っている。本発表では中部シンクロトロン光利用施設(仮称)に導入予定である光源加速器について最新の検討結果を報告する。

 
TPOPA03 J-PARC-RFQの現状 693
 
  • K. Hasegawa, T. Morishita, Y. Kondo, H. Oguri, T. Kobayashi
    日本原子力研究開発機構
  • F. Naito, M. Yoshioka, H. Matsumoto, H. Kawamata, Y. Hori, Y. Saito, S. Yamaguchi, C. Kubota
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

J-PARCリニアックのRFQは、イオン源からの50keV水素負イオンビームを3MeVまで加速しDTLへ入射する。リニアックは2006年11月にビーム試験を開始し、2007年9 月には後段の加速器である3GeVシンクロトロンにビーム供給を開始するなど、コミッショニングを予定通り進めてきたが、2008年秋の運転からRFQでのトリップ回数が増加し安定性が低下した。これを受けて、RFQ周辺のRF制御や真空系などの改善を図るとともに、コンディショニングによる状態の回復で、ビーム運転が可能なまでに回復した。本稿では、こうしたJ-PARC-RFQの状況と改善点について報告する。

 
FRVAA04 J-PARC主リング及び3-50BTの真空系の現状 974
 
  • M. Uota, Y. Hori, M. Shimamoto, Y. Sato, Y. Takeda, T. Kubo, Y. Saito
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

J-PARC加速器は今年4月のニュートリノビーム生成により全施設の稼働が開始された。最終段加速器の主リングシンクロトロン(MR)の真空系は、RCSからの230mビーム輸送路(3-50BT)、周長1567.5mのMR、4方向の取り出しライン(入射ビームダンプ、遅い取り出しラインの境界ゲートバルブ(GV)まで、速い取り出しのアボートダンプ、ニュートリノラインの境界GVまで)で構成されている。真空系の構築は2005年秋の電磁石設置と同時に始まり、2006年秋からゲートバルブで区切られた数100mの区間ごとに排気を開始した。リング1周が繋がりbeam readyになったのは、08年5月の3GeV入射・周回成功、同年12月の30GeV加速・アボートダンプへの速い取り出し成功、09年4月のニュートリノビーム生成成功のそれぞれの直前であり、真空系は常に構築と解体を繰り返している。その現状を報告する。

 
FPACA41 J-PARCリニアックにおけるRFQ工学設計 1047
 
  • T. Morishita, Y. Kondo, K. Hasegawa
    日本原子力研究開発機構
  • F. Naito, M. Yoshioka, H. Matsumoto, Y. Hori, H. Kawamata, Y. Saito, H. Baba
    高エネルギー加速器研究機構
  • Y. Iino
    株式会社トヤマ
 
 

J-PARCリニアックでは、RFQ(全長3.1m、4vane型、運転周波数324MHz)を使用してイオン源からの負水素イオンビームを50keVから3MeVへ加速し、DTLへ入射している。リニアックでは2006年11月にビーム調整運転を開始し、2007年9 月には後段の加速器であるRCSにビーム供給を開始した。2008年秋の運転中、RFQでのトリップ回数が増加し、安定性が低下する事象が発生した。この事態を受けて、バックアップRFQの製作に着手している。バックアップ機の製作において、ユーザーへのビーム供用が開始されたJ-PARCでの運転を念頭に置き、空洞の安定性に主眼を置いた設計方針を基本としている。本発表では、安定性向上のための工学設計に関するR&D結果及び設計進捗状況について報告する。

 
FPACA42 J-PARCリニアックにおけるRFQ高周波設計 1050
 
  • T. Morishita, Y. Kondo, K. Hasegawa
    日本原子力研究開発機構
  • F. Naito, H. Matsumoto, Y. Hori
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

J-PARCリニアックでは、RFQ(全長3.1m、4vane型、運転周波数324MHz)を使用してイオン源からの負水素イオンビームを50keVから3MeVへ加速し、DTLへ入射している。2008年秋の運転中、RFQでのトリップ回数が増加し、安定性が低下する事象が発生した。そこで、現在使用しているRFQのバックアップ機として、RFQを新規に製作することとした。本発表では、3次元電磁界シミュレーションを用いたRFQにおける高周波設計検討結果について報告する。