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Higashi, N.

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WOOPF01 KEKにおけるXバンド加速の研究現状と展望 48
 
  • T. Higo, M. Akemoto, S. Fukuda, N. Higashi, Y. Higashi, K. Kakihara, N. Kudoh, H. Nakajima, S. Matsumoto, T. Shidara, T. Takatomi, K. Ueno, Y. Watanabe, K. Yokoyama, M. Yoshida
    高エネルギー加速器研究機構
 
 

KEKでは、加速器の基礎技術として重要であり、レプトンの超高エネルギー加速器への展開に必須となるXバンド高電界加速の研究を進めている。CLICでの主ライナック用加速管を目標とした評価研究を進めると同時に、そこで生ずる放電に関する基礎研究を進めている。またこれを遂行するRFシステムの拡張も進めている。本報告では、100MV/mの安定加速を実証したこと、無酸素銅に比べてステンレスの放電耐性が大きいこと等、関連する最近の試験結果を示す。更に、研究に必要な高電力施設の状況を紹介するとともに、今後の展開に関する方針を述べる。

 
WOMGA01 ニュートリノビームライン超伝導複合磁場磁石システムのコミッショニング 412
 
  • T. Ogitsu, Y. Ajima, Y. Fujii, T. Hasegawa, N. Higashi, T. Ishii, M. Iida, N. Kimura, T. Kobayashi, Y. Makida, T. Nakadaira, T. Nakamoto, H. Ohhata, T. Okamura, K. Sakashita, K. Sasaki, M. Shibata, K. Tanaka, A. Terashima, T. Tomaru, A. Yamamoto
    高エネルギー加速器研究機構
  • A. Ichikawa
    京都大学
  • H. Kakuno, N. Hasting
    東京大学
 
 

J-PARCニュートリノビームラインではメインリングから出射した陽子ビームを神岡方向に曲げるためのビームラインに全長150mの超伝導磁石システムを用いている。このシステムでは実用超伝導磁石では世界初となる単層の左右非対称コイルを用いた複合磁場磁石が用いられている。システムは平成20年の12月に現地工事を完成し、翌年1月から3月の間にハードウェアコミッショニング、4月から5月にかけてビームコミッショニングを行った。コミッションニングの結果ほとんどのハードウェアがほぼ期待通りの振る舞いをしていることが確認され、秋以降からの本格運用に向けて必要な性能確認が行えた。本講演ではシステムのコミッショニングの結果について主に複合磁場磁石の性能試験を中心に報告を行う。

 
FPACA27 四分割型加速管の製作と高電界運転セットアップ 998
 
  • T. Takatomi, Y. Watanabe, N. Higashi, K. Ueno, K. Kakihara, K. Yokoyama, T. Higo
    高エネルギー加速器研究機構
  • J. Zhang
    Institute of High Energy Physics, China
 
 

 KEKでは100MV/m級の加速電界で運転するXバンドHOM減衰型加速管の試作完成を目指して、四分割型加速管をCERNと共同で開発している。この加速管は従来のディスクをスタックする構造の加速管とは異なり、HOMのQ値を10程度まで落とすためビーム軸方向に四分割の構造をとっている。 空洞部分は、0.005mm以下の輪郭精度とRa0.1以下の表面粗度を基本仕様とし、全面ミリングにて加工製作している。 本報では四分割ロッド(四分割管の1個)の製作精度と、高電界試験セットアップへ向けて必要になる 精密組立、RF特性確認、真空特性の確保等について報告する。