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WPBDA02 | J-PARC MR BPMの運転経験 | 250 |
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2008, 2009年のビームコミッショニングでのBPMの動作状況を報告する。まず、動作の概要、およびコミッショニング初期の動作不良とその原因をまとめる。そのうち、ビームパイプの段差による電場の歪みで発生したと考えられるオフセット誤差については、原因の考察、応急対策、根本対策について述べる。次に、3BPM相関法による分解能の調査結果を示す。現在はバンチ当りビーム強度が設計値の1%程度で、かつほとんど1バンチ加速であり、信号が小さいため、データ1点(約50μs〜リング周回数にして約10ターン相当)の位置分解能は数100μmである。分解能向上のために平均操作を行なっている。さらにビーム・ベースド・アラインメントの測定状況の速報、今後のビーム強度増強に対応するための課題も含める予定である。 |
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WPBTA02 | ステアリング電磁石を用いたJ-PARC MRのβ関数測定 | 301 |
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J-PARC Main Ring(MR)には186台の水平および垂直方向のBPMがあり、各BPMの位置にステアリング電磁石が水平方向に93台、垂直方向に92台設置されている。これらの機器を用いてMRのβ関数を測定した。 測定方法として当初は1ヶ所のBPMに対しプラスキック、マイナスキックおよびキック無しの3ショットのビームを必要としていた。また、ステアリング設定の時間も考慮すると1ヶ所のβ関数測定に対し約10分の時間が必要であった。この方法ではリング一周のβ関数を測定するためには555ショット、時間にして92.5時間必要となる。 そこで今回新たに1ショットで32ヵ所のβ関数を測定できるプログラムを開発した。これによって12ショット、時間にして1時間で全周のβ関数を測定することが可能となった。以上のプログラムの改良点およびβ関数の測定結果について発表する。 |