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TPOPA23 | 九州大学FFAG加速器施設の整備状況 | 604 |
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九州大学では、高エネルギー加速器研究機構(KEK)より移設した150 MeV FFAG加速器を主加速器とする加速器・ビーム応用科学センターFFAG加速器施設を伊都キャンパスに建設中である。平成20年7月に第1期建屋の引渡しを受け、電源の設置と電気配線・水配管の整備を行った後、同年11月に入射サイクロトロンのビームコミッションニングを行い、KEKでの使用時のパーフォーマンスを再現することを確認した。その後、FFAG加速器電磁石の点検補修等を実施し、現在、アラインメント作業を進めている。ほぼ計画通りの進捗状況であり、本年秋には本格的なビームコミッショニングを開始する予定である。また、加速器整備と平行し、加速器要素開発も進めている。本発表では、この1年の九州大学FFAG加速器施設の整備状況及び加速器要素開発について報告する。 |