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WPBDA12 | X線自由電子レーザー計画におけるビームモニターシステム制御装置 | 313 |
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X線自由電子レーザー計画のビームモニターシステムの制御装置について報告する。本装置は,RF-BPMとCTの電子回路装置,スクリーンモニター(SCM)のスクリーンの駆動,SCMのズーム・フォーカスやコリメータのステッピングモータを制御対象とする。これらの多数で複雑な機器を制御するために,複雑な命令を容易に実現できるPLCベースにて構成した。上位計算機とは,FL-netを用いて通信を行う。RF-BPMとCTの電子回路装置,モータコントローラとは,耐ノイズ性に優れたDeviceNetを用いて通信を行う。モータコントローラについては,DeviceNetで通信する絶対値エンコーダによる位置検出・多種の原点復帰方法などの高い機能を備えたものを新しく開発した。スクリーンの駆動などについては,多芯ケーブルを用いる。SCSS試験加速器でこの制御装置の評価試験を行い,安定に動作することを確認した。 |
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TOBDB01 | X線自由電子レーザー計画におけるビーム診断システムの開発状況 | 444 |
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X線自由電子レーザー(XFEL)計画で使用するビーム診断システムの開発状況について報告する。XFEL装置では分解能0.5μm以下のBPM ,分解能10μm以下のスクリーンモニタ(SCM),高速でノイズに強いCT,ビームの時間構造を分解能10fs以下で測定するためのRFディフレクタ(RFDEF)が必要となる。これらの要求を満たすため,共振周波数4760MHzのRF-BPM,差動型のCT,オーダーメード光学系のSCM,共振周波数5712MHzのRFDEF空胴を開発してきた。前回報告以降,RF-BPM,CT,SCMについては量産初号機が出来上がったので,SCSS試験加速器においてビームテストをおこなった。その結果,XFELに必要な性能を持っていることの確証を得た。また,RFDEFについては7セルモデルを製作し,低電力RF測定をおこなった。その結果,必要な性能があることを確認した。 |
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FPACA05 | XFEL/SPring-8入射部における高周波システムの開発状況 | 906 |
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XFEL/SPring-8では、アンジュレーター入口で3kAのピーク電流、1πmm mrad以下のエミッタンスといった高品質ビームの安定供給が要求されている。電子入射部の電子集群空胴、ならびに初段加速管は、従来のレベルの1桁上回る安定度が要求されている。とくに238MHz、476MHz、1428MHzの位相精度は120fs (1σ)の時間ジッターに抑制されなければならない。これを実現するため、高周波増幅器電源部においては温調系の導入、低雑音電源の採用、シールド強化、配線経路の最適化など徹底した安定化対策が施された。その結果、10^-5の電力安定度、130fs(1σ)の時間ジッターを達成している。本稿では、電子入射部で用いる高周波システムの概要を示すとともに、既に製作が完了した238MHz 14kW増幅器、476MHz 120kW IOT、1428MHz 10kW増幅器の性能について述べる。 |