JHF-Linac での Epics application 開発の First step

k.furukawa, mar.15.1999.

(以下は 1999 年時点の説明なので Directory 名など一部は古くなっていますが、 流れは同じです。)

最近、VME の board や VxWorks が納入され、EPICS の software 開発が可能 になってきたので、開発の First step のためのメモを用意した。

(以下では、csh または tcsh の使用を仮定している。他の shell を使用す る場合は適宜 command を置き換えること。)

[ 1. Epics 開発用の Directory を Jhfacc1 に用意する ]

EPICS IOC Applications Building and Source Release Control <URL:http://epics.aps.anl.gov/asd/controls/epics/EpicsDocumentation/AppDevManuals/iocAppBuildSRcontrol3_13_0beta12.html> に従って、Jhfacc1 に必要な Directory/File を用意する。例えば、新しく作る directory の名 前を ~/src/epics1 とすると、

% source /jhf/adm/etc/epicsdev.csh
% set top=~/src/epics1
% mkdir -p $top
% cd $top
% makeBaseApp.pl -t example example
% makeBaseApp.pl -i -t example example
What architecture do you want to use for your IOC,e.g. pc486, mv167 ?
pcore750
% make

[ 2. IOC で VxWorks を boot する ]

新しい IOC (VME 等) を使用する場合は、 制御 Group に対して登録を依頼する。

VxWorks の "bootChange" command または boot ROM の c command で boot parameter の設定を行なう。以下は jhfacio01 場合、他の IOC の場合は jhfacio01 と 130.87.69.88 の部分を正しい hostname と ip-address に置き 換えて入力する。

boot device          : frcDec 
processor number     : 0 
host name            : jhfacc1 
file name            : /jhf/BTPoint/abco1/vxWorks 
inet on ethernet (e) : 130.87.69.88:fffffc00
inet on backplane (b): 
host inet (h)        : 130.87.69.64 
gateway inet (g)     : 
user (u)             : epics
ftp password (pw) (blank = use rsh): 
flags (f)            : 0x0 
target name (tn)     : jhfacio01 
startup script (s)   : 
other (o)            : 
VxWorks の "reboot" command または boot ROM の @ command で boot する。

[ 3. 必要な software, database を IOC に download する ]

まず、手動で download を行なってみる。

username を自分の user name、また、[1.] で作った directory を src/epics1 として、

-> cd "/home/username/src/epics1"
-> cd "iocBoot/iocexample"
-> < st.cmd
message が表示され、download が行なわれる。error がなければ、database ができていることを確認する。

-> dbl
また、jhfacc1 から record の値を確認する。

% caget {record-name}
ここまでうまく動作すれば、[2.] で設定した boot parameter のうち空欄に した startup script を設定する。

startup script (s)   :/home/username/src/epics1/iocBoot/iocexample/st.cmd
もう一度 reboot し record が load されていることを確認する。

ここまでで、最低限の EPICS の IOC の環境が動作したことになる。後は、目 的に合わせて record を作ったり、record 間の link を張ったりして IOC 側 の構成を行ない、さらに Medm 画面などの Client 側 (OPI) 作成する。

[ 4. Client software を用いて動作を確認する ]

Medm を使用して簡単な画面を作ってみる。まず、Jhfacc1 で medm を起動する。

% medm &
...

[ 参考資料 ]