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IUC#37
日時:2006年6月9日(金曜日)10:00-
場所:KEKBコントロール棟会議室
出席者(敬称略、順不同):
小川、紙谷、本間、飛山、飯田、生出、菊池、船越、
高橋、古川、三橋、小林、柿原、榎本、横山、佐藤(文責)
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(1) Fast Beam Switch (古川)

・KEKB、PF両方に連続入射する場合、最大50Hzでのパラメータ変更を実施する必要がある。
PF振り分けパルスベンド(BM_58_1)、高速BPM読み出し、rf高速位相変調、rf測定系同期信号、
Timing(ACC,STB)、ビーム繰り返し選択、PF-ring入射ビームとSHB同期(禁止帯処理)など、複雑なtiming信号処理が必要。
このため、Event system(Delay値及びモードIDの発行)を使用する。(精度は、32-bits・psレベルのjitter)
 高速な位相制御が必要とされる3,4,5セクターのtiming制御に使用予定。
このモジュールは、主要施設で採用予定(DIAMOND, LCLS, SNS, BEPC-IIなど)。

・rf位相制御について:
 現在、rf位相は、PLC経由でIφAを制御しているが、高速位相制御のために、
制御VMEのDACを使用する予定。

・PF入射ビームとSHBの同期:
同期モジュールの製作・試験を既に行い、許容幅(700-ps jitter)で入射試験済み。
Jitterは、300-ps程度まで対応可。
 周長補正でrfが禁止帯に入ったときの取り扱い(KEKB入射との整合性)について、
検討する必要がある。

・運転制御:
 高速モード切り替えを運用する場合、制御系パラメータに対するビームモードの新しい概念が必要。
例えば、複数の仮想加速器に対する運転操作を行うなど、検討が必要。
さらに、モニタ読み出し機構にビームモードの概念をどう伝えるか?及び
その他パラメータ群の監視機構を整備する必要がある。
最終的には、stealth beam diagnosis (phasing等)を行いたい。

・ビーム繰り返しの配分方法:
まず、可能なビーム繰り返しのパターンをテーブル化し、
KEKB(PF)を選んだ後、可能なPF(KEKB)ビーム繰り返しを選択する。

C) テーブルからではなく、Requestが来たら先着順でビーム入射すれば良い。
=> Septumが等間隔に打てる様になれば、そのような方式を考える必要あり。

C) Septum 50Hz一定だと、真空が悪くなる。

C) Opticsへの漏れは?
=> 影響ない。

C) PF kickerは不当間隔に対応する改造を行った。
但し、試験は行っていない。

C) A1電子銃を使用してPF, KEKB-ringともに運転するが、例えばPFで電荷制限がかかった場合、
A1電子銃の運転をすべて止めるのか?

=> PF入射だけ止めたつもりでも(ソフトウェア的にインタロックかけた場合にも)、
ソフトウェア的に正常動作しない場合も考慮して検討すべき。


(2) 次回IUC
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IUC #38
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日時: 2006年7月7日(金表日) 10:00-
場所: KEKBコントロール棟会議室
議題(予定):
(1) 未定

(*) 上記以外の議題をお持ちの方は、ご連絡下さい。
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