第6巻 第11号 2006年11月

ビーム物理通信編集担当 小方 厚 BeamEdit@mail.goo.ne.jp

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もくじ

事務局より日本物理学会第12回論文賞受賞候補論文推薦のお願い,その他
報告2006 Korea-Japan Workshop on Advanced Accelerator Technology
学会・研究会X線自由電子レーザー利用推進研究課題シンポジウム,その他.
募集大阪大学レーザーエネルギー学研究センター 博士研究員の募集.その他.


事務局より

ビーム物理研究会事務局
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所
〒619-0215 京都府相楽郡木津町梅美台8-1
tajima.toshiki@jaea.go.jp

■ 日本物理学会第12回論文賞受賞候補論文推薦のお願い
領域代表のもとに当該領域から一編以内の論文を推薦するよう依頼が来ています。会員各位の情報に基づいて判断しますので、推薦論文のご提案を下記までお寄せ下さい。推薦論文の選択や文章作成に時間を要するので、11月中のご提案をお願いします。本論文賞に関する詳細はこちらをご覧下さい。
提案先:日本原子力研究開発機構 田島俊樹(ビーム物理領域代表)
tajima.toshiki@jaea.go.jp

■ ビーム物理若手奨励賞を募集いたします。領域の今後を担う若手の更なる飛躍を促す一助になればと考えています。積極的なご応募ご推薦をお願いいたします。締め切りは12/22です。
募集要項は左サブの2段目から行けますが,直接のアドレスは
http://beam-physics.kek.jp/bpc/prize.html
です.

■ 日本物理学会・ビーム物理領域のホームページを開設しました.このビーム物理研究会からも,左サブの4段目から行けますが,直接のアドレスは
http://beam-physics.kek.jp/ryoiki
です.

■ ビーム物理研究会2006(BEAM2006)を11月16日より17日まで「日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所《にて開催します.電子ビーム、イオンビーム、光子ビームの物理やその応用について、基礎的観点から議論を行うことを目的としています. 御興味のある方どなたでも参加、発表を御願いします.ビームの発生、制御、そのための装置など,ビームへの影響を 含めた取り扱いがなされるものであれば、幅広く歓迎いたします. ビーム物理に御興味のおありの方々のご参加、ご発表をお待ちしております. また、関連があるとお考えの方々にお知らせいただけましたら幸いです.

■ ビーム物理の研究教育拠点をウェブページにまとめました.左のインデックスからお入り下さい.ご希望の機関があれば喜んで掲載致します.BeamEdit@mail.goo.ne.jp までご連絡ください.

■ 登録内容の変更・脱会などは, beam-sec@spring8.or.jp までご連絡ください.

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報告

2006 Korea-Japan Workshop on Advanced Accelerator Technology
日本原子力学会・韓国原子力学会共催. Nov 1, 2006,HyangBiPa A Hall, Hotel TEMF, Gyeongju, Korea

産総研 小山和義

標記会議にて日本のいくつかの研究成果を報告しました。日本からは小山の他に峰原(JAEA)・富沢(Spring8)の2氏が参加し、それぞれレーザー加速、ERL、フォトカソードについて講演しました。レーザー加速に関しては韓国からは、Suk(KERI)、Hafz(GIST)の2氏がそれぞれの機関における成果報告を行いました。

Suk氏は彼のPICシミュレーション結果を示し,density jumpにおけるwavebreakingによる電子入射で再現性良くモノエネルギーが得られるはずとして、density jumpをガスジェット中にレーザー集光してできる衝撃波(メインパルスに直交させたプリパルス:350ps,500mJ)の密度測定の結果を示していました。今は2TWのガラスレーザーで実験していますが、100TW(32fs)のTiSを作っているところであり近々20TWを目指しているとの事でした。 Hafz氏はKERIからGISTに移られ、40TWのレーザーで電子加速実験を行なっています。焦点距離を変えて加速距離を変えた実験を行ない、F=114で60MeVを得ています。彼がGISTに移ったらKERIでの実験が遅くなってしまったとSuk氏が言っていました。

他に、レーザー・イオン加速の話題がKAERIからありました。 レーザー以外では、PAL(浦項)に建設中のXFELの話題、JPARCに似た陽子加速施設(KAERI)の話題がありました。図面引きまでの作業を内部で行い、かなり高度な加速管の精密加工も韓国内の中規模企業に依頼しているとのことでした。

写真はどちらも会場の「ホテル慶州教育文化会館《(教員組合の経営らしい)からバスで30分ほどにある世界遺産「仏国寺《です。修学旅行の団体が沢山いました。

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学会・研究会

DPF2006+JPS2006

The Joint Meeting of Pacific Region Particle Physics Communities (DPF2006+JPS2006), 10/29-11/3, Sheraton Waikiki Hotel, Honolulu, Hawaii.
http://www.dpf2006.org/index.html

第1回X線自由電子レーザーシンポジウム

独立行政法人理化学研究所・財団法人高輝度光科学研究センター X線自由電子レーザー計画合同推進本部 主催. 11/7,東京都千代田区丸の内 明治安田生命ビル4階 MY PLAZA HALL http://www.harima.riken.jp/xfel/workshop/20061107/

「光医療産業バレー《けいはんな国際フォーラム

癌・生活習慣病対策の最前線,世界の粒子線がん治療の最新動向と革新への期待を中心として  11/14-15,けいはんなプラザ(京都府精華町)  http://wwwapr.kansai.jaea.go.jp/jaea/photovalley/InterForum0611/

ビーム物理研究会2006(BEAM2006)

11/16-17,日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所.

「重力多体系・プラズマ系における連結階層シミュレーション研究《および 「自然界と実験室のプラズマ研究の交流《研究会

11/20 メルパルク吊古屋 (吊古屋市、地下鉄東山線千種駅、JR千種駅より徒歩1分) http://www.tcsc.nifs.ac.jp/main/ninsws/

高輝度・高周波電子銃研究会

11/20-21 テクノ交流館リコッティ(常磐線東海駅下車徒歩3分). http://www.nuclear.jp/~linac/RFgun/

X線自由電子レーザー利用推進研究課題シンポジウム

主催:文部科学省・X線自由電子レーザー利用推進協議会.12/5午後 弘済会館(東京都千代田区麹町). http://www.jst.go.jp/keytech/xsympo/program.html

高輝度電子銃シミュレーション研究会

12/7-8 京都大学宇治キャンパス.研究会幹事:京都大学理工学研究センター 増田 開, SPring-8 水野 明彦.

APAC2007

Asian Particle Accelerator Conference. Raja Ramanna Centre for Advanced Technology, Central Complex, Indore, INDIA. 1/29-2/2/2007. http://apac07.cat.ernet.in/

REFER2007

International Workshop on Education and Research for Accelerator Sciences. 2/28-3/1/2007,Hiroshima University.The workshop is held at the occasion of 10th anniversary of the 150 MeV electron beam facility - Relativistic Electron Facility for Education and Research (REFER) - in Hiroshima University. http://home.hiroshima-u.ac.jp/refer07/

PAC2007

22nd Particle Acceleratoe Conference. Albuquerque, New Mexico. 6/25-29, 2007. アブストラクト締め切り 12/13. http://pac07.org/

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募集

大阪大学レーザーエネルギー学研究センター 博士研究員の募集

理論系若干吊、実験系若干吊.
一般研究; 1)高出力レーザーや超短パルスレーザーの材料、光学技術、システム開発, 2)高出力レーザーを用いた高エネルギー密度科学, 3)レーザー核融合、ターゲット開発、炉工学, 4)レーザープラズマからのX線・粒子放射とその応用, 5)レーザーによるテラヘルツ波発生とその応用.
プロジェクト研究; 1)レーザープラズマ極端紫外光源開発(EUVプラズマ実験、EUVターゲット開発、理論・シミュレーション、高繰り返し・高出力レーザーの開発、等)(このテーマは平成19年度末まで), 2)PWレーザー単色量子ビームの科学(レーザー粒子加速、高エネルギーX線、レーザーテラヘルツ、超高強度レーザー技術開発), 3)レーザー宇宙物理(無衝突衝撃波と粒子加速、光電離非平衡プラズマと放射流体物理、惑星の状態方程式、超伝導テラヘルツ波センシング観測).
応募締め切り12/14(金).
http://www.ile.osaka-u.ac.jp/oshirase/info/koubo2006_10_13_ken.htm

理化学研究所仁科加速器研究センター加速器部門長公募

職務:RIビームファクトリー加速器群の技術開発による高度化、運転・維持管理を通して、加速器を用いた基礎・応用研究の拡大を図る。
資格:大学院において研究指導を担当する教授に相当する実力と加速器関連の技術開発実績をもつ方。国籍は問わない。
応募締め切り2007/1/22. http://www.riken.jp/r-world/info/recruit/070404k.html

KEK 加速器研究部 助手・博士研究員 各若干吊の募集

加速器研究施設では、J-PARC陽子加速器の建設、Bファクトリー・リング及び電子陽電子リニアックの運転と関連する加速器技術の研究を行うとともに、リニアコライダーなどの将来計画、超伝導高周波などの先端加速器技術、加速器理論等々の加速器に関する広範な研究を進めている.加速器研究施設が進めているいずれかのプロジェクトに属して、加速器の運転、維持、開発研究を行う.応募締め切り12/22. http://www.kek.jp/ja/jobs/index.html

SPring8 研究職員募集

加速器制御を担当する制御グループに所属し、線型加速器、シンクロトロン、蓄積リング等の加速器運転を安全に行うためのインターロックの維持管理、開発を担当する.応募締め切り12/12. http://www.spring8.or.jp/ja/news/job_opportunity/061018

SPring8 放射光に関わる加速器、ビームライン機器、計測機器等の研究の募集

課題実行時に大学院博士後期課程に在学する(見込を含む)者に,SPring-8までの旅費(滞在費込み)と若干の消耗品費を支援する.応募締切 11/16(木)午前10時JST  http://www.spring8.or.jp/ja/news/proposal/bud_res_sup-2_07a

九州シンクロトロン光研究センター職員募集

主に放射光源加速器の開発研究(アンジュレータ、ウィグラーを含む),運転,維持及び関連する業務.応募締め切り11/30. http://www.saga-ls.jp/

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