ビーム物理通信編集担当 小方 厚 BeamEdit@mail.goo.ne.jp
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■ 事務局より ビーム物理若手奨励賞,その他
■ 報告2006 Korea-Japan Workshop on Advanced Accelerator Technology
■ 学会・研究会International Workshop on Education and Research for Accelerator Sciences,その他.
■ 募集大阪大学核物理研究センター 准教授・教授 各1吊の公募.その他.
■ ビーム物理若手奨励賞を募集いたします。領域の今後を担う若手の更なる飛躍を促す一助になればと考えています。積極的なご応募ご推薦をお願いいたします。締め切りは12/22です。
募集要項は左サブの2段目から行けますが,直接のアドレスは
http://beam-physics.kek.jp/bpc/prize.html
です.
■ 日本物理学会・ビーム物理領域のホームページを開設しました.このビーム物理研究会からも,左サブの4段目から行けますが,直接のアドレスは
http://beam-physics.kek.jp/ryoiki
です.
■ 登録内容の変更・脱会などは, beam-sec@spring8.or.jp までご連絡ください.
■ 2006 Korea-Japan Workshop on Advanced Accelerator Technology
日本原子力学会・韓国原子力学会共催. Nov 1, 2006,HyangBiPa A Hall, Hotel TEMF, Gyeongju, Korea
産総研 小山和義
標記会議にて日本のいくつかの研究成果を報告しました。日本からは小山の他に峰原(JAEA)・富沢(Spring8)の2氏が参加し、それぞれレーザー加速、ERL、フォトカソードについて講演しました。レーザー加速に関しては韓国からは、Suk(KERI)、Hafz(GIST)の2氏がそれぞれの機関における成果報告を行いました。
Suk氏は彼のPICシミュレーション結果を示し,density jumpにおけるwavebreakingによる電子入射で再現性良くモノエネルギーが得られるはずとして、density jumpをガスジェット中にレーザー集光してできる衝撃波(メインパルスに直交させたプリパルス:350ps,500mJ)の密度測定の結果を示していました。今は2TWのガラスレーザーで実験していますが、100TW(32fs)のTiSを作っているところであり近々20TWを目指しているとの事でした。 Hafz氏はKERIからGISTに移られ、40TWのレーザーで電子加速実験を行なっています。焦点距離を変えて加速距離を変えた実験を行ない、F=114で60MeVを得ています。彼がGISTに移ったらKERIでの実験が遅くなってしまったとSuk氏が言っていました。
他に、レーザー・イオン加速の話題がKAERIからありました。
レーザー以外では、PAL(浦項)に建設中のXFELの話題、JPARCに似た陽子加速施設(KAERI)の話題がありました。図面引きまでの作業を内部で行い、かなり高度な加速管の精密加工も韓国内の中規模企業に依頼しているとのことでした。
写真はどちらも会場の「ホテル慶州教育文化会館《(教員組合の経営らしい)からバスで30分ほどにある世界遺産「仏国寺《です。修学旅行の団体が沢山いました。
■ X線自由電子レーザー利用推進研究課題シンポジウム
主催:文部科学省・X線自由電子レーザー利用推進協議会.12/5午後 弘済会館(東京都千代田区麹町). http://www.jst.go.jp/keytech/xsympo/program.html
■ 高輝度電子銃シミュレーション研究会
12/7-8 京都大学宇治キャンパス.http://acc-web.spring8.or.jp/~workshop/e-gun
■ 2nd International Symposium on Portable Synchrotron Light Sources and Advanced Applications
2007/1/14-17 立命館大学びわこ・くさつキャンパス・エポック立命21.詳細は http://www.ritsumei.ac.jp/se/re/conterence に掲載の予定.
■ APAC2007
Asian Particle Accelerator Conference. Raja Ramanna Centre for Advanced Technology, Central Complex, Indore, INDIA. 1/29-2/2/2007. http://apac07.cat.ernet.in/
■ Mini-workshop
on
Ion Beam cooling at Low Energy Storage Rings and Related Topics
2/13-14. Uji-Campus, Kyoto University. Local Organizing Committee Akira Noda, Koji Noda, Toshiyuki Shirai, Masahiro Ikegami.
■ REFER2007
International Workshop on Education and Research for Accelerator Sciences. 2/28-3/1/2007,Hiroshima University.The workshop is held at the occasion of 10th anniversary of the 150 MeV electron beam facility - Relativistic Electron Facility for Education and Research (REFER) - in Hiroshima University. http://home.hiroshima-u.ac.jp/refer07/
■ PAC2007
22nd Particle Acceleratoe Conference. Albuquerque, New Mexico. 6/25-29, 2007. アブストラクト締め切り 12/13. http://pac07.org/
■SPring8 研究職員募集
加速器制御を担当する制御グループに所属し、線型加速器、シンクロトロン、蓄積リング等の加速器運転を安全に行うためのインターロックの維持管理、開発を担当する.応募締め切り12/12. http://www.spring8.or.jp/ja/news/job_opportunity/061018
■大阪大学レーザーエネルギー学研究センター 博士研究員の募集
理論系若干吊、実験系若干吊.
一般研究;
1)高出力レーザーや超短パルスレーザーの材料、光学技術、システム開発,
2)高出力レーザーを用いた高エネルギー密度科学,
3)レーザー核融合、ターゲット開発、炉工学,
4)レーザープラズマからのX線・粒子放射とその応用,
5)レーザーによるテラヘルツ波発生とその応用.
プロジェクト研究;
1)レーザープラズマ極端紫外光源開発(EUVプラズマ実験、EUVターゲット開発、理論・シミュレーション、高繰り返し・高出力レーザーの開発、等)(このテーマは平成19年度末まで),
2)PWレーザー単色量子ビームの科学(レーザー粒子加速、高エネルギーX線、レーザーテラヘルツ、超高強度レーザー技術開発),
3)レーザー宇宙物理(無衝突衝撃波と粒子加速、光電離非平衡プラズマと放射流体物理、惑星の状態方程式、超伝導テラヘルツ波センシング観測).
応募締め切り12/14(金).
http://www.ile.osaka-u.ac.jp/oshirase/info/koubo2006_10_13_ken.htm
■日本大学量子科学研究所 助手公募
電子線利用研究施設では、125MeVの電子線形加速器を利用し、赤外自由電子レーザ及びパラメトリックX線を発生させ、これら光源の全学共同利用を推進するとともに、加速器及び光源の高度化の開発研究を行っている.これら光源の共同利用推進に意欲的に取り組み、ビームラインの整備を担当できる研究者を募集する.採用後は、ビームラインの開発と整備に携わるとともに、加速器及び光源の運転維持ならびに高度化、新光源の開発研究等を行う.赤外自由電子レーザあるいはパラメトリックX線を利用した研究も可能.応募締め切り12/20. http://www.quant-ph.cst.nihon-u.ac.jp/kobo2006.html
■KEK 加速器研究施設 助手・博士研究員 各若干吊の募集
加速器研究施設では、J-PARC陽子加速器の建設、Bファクトリー・リング及び電子陽電子リニアックの運転と関連する加速器技術の研究を行うとともに、リニアコライダーなどの将来計画、超伝導高周波などの先端加速器技術、加速器理論等々の加速器に関する広範な研究を進めている.加速器研究施設が進めているいずれかのプロジェクトに属して、加速器の運転、維持、開発研究を行う.応募締め切り12/22. http://www.kek.jp/ja/jobs/index.html
■独立行政法人日本原子力研究開発機構 平成19年度特別研究生の募集
大学院学生対象.平成18/4/1-19/3/31.研究テーマ一覧はホームページに掲載されている.応募締め切り1/18. http://www.jaea.go.jp/02/2_5/061212/index.html
■理化学研究所仁科加速器研究センター加速器部門長公募
職務:RIビームファクトリー加速器群の技術開発による高度化、運転・維持管理を通して、加速器を用いた基礎・応用研究の拡大を図る。
資格:大学院において研究指導を担当する教授に相当する実力と加速器関連の技術開発実績をもつ方。国籍は問わない。
応募締め切り2007/1/22.
http://www.riken.jp/r-world/info/recruit/070404k.html
■九州シンクロトロン光研究センター職員募集
利用グループビームラインスタッフ 主任研究員・研究員各1吊.着任4/1.応募締め切り2007/1/26. http://www.saga-ls.jp/
■KEK 加速器研究施設 教授 3吊の公募
それぞれ
1) J-PARC加速器(特にMRリング)の入出射装置の建設及び関連する開発研究において中心的役割を担うとともに、維持・改善・運転に従事する。また、高エネルギー加速器研究機構が進める将来計画に必要な加速器技術の開拓的研究を行う。
2) KEKB加速器のビーム輸送路及び関連する電磁石・電源・各種診断装置等の開発研究において中心的役割を担うとともに、維持・改善・運転に従事する。また、高エネルギー加速器研究機構が進める将来計画に必要な加速器技術の開拓的研究を行う。
3) J-PARC加速器全体(Linac, RCS及びMR)の建設、運転及び開発研究において中心的役割を担うとともに、維持・改善・運転に従事する。また、高エネルギー加速器研究機構が進める将来計画に必要な加速器技術の開拓的研究を行う。
応募締め切りはいずれも2007/1/26.
http://www.kek.jp/ja/jobs/index.html
■KEK共通基盤研究施設・超伝導低温工学センター博士研究員(常勤)1 吊の公募
J-PARC,ILC,CERN-LHCアップグレード,低温重力波望遠鏡(LCGT) 計画等における先端的超伝導・低温技術の研究開発 に取り組む.また,技術開発の特色を活かし関連す る科学実験計画に参加することができる.2007/4/1着任.応募締め切り2007/1/31. http://www.kek.jp/ja/jobs/index.html
■大阪大学核物理研究センター 研究員(教務補佐員)の公募
ハドロン・原子核物理の実験・理論研究者及び加速器研究者 4吊.2007/4/1着任.応募締め切り2007/2/5. http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/Divisions/plan/RCNPZ/x20061204.htm
■大阪大学核物理研究センター 准教授・教授 各1吊の公募
本センターは原子核物理研究の全国共同利用の役割をにない,主にはサイクロトロンとレーザー電子光施設を運営している.准教授は実験研究を推進すると共に、測定回路やデータ収集系開発の中心になる.教授は実験研究の中核となり将来への発展を推進する.2007/4以降着任.応募締め切り2007/2/19. http://www.rcnp.osaka-u.ac.jp/Divisions/plan/RCNPZ/index.html